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僕の友達はTS時間逆行拗らせ隠れ陰キャ幼馴染系巨乳美少女JKの前園さん  作者: ムラタカ


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30話  笹木純一

俺の名前は笹木純一

学年は高校一年

クラスに一人はいそうな普通の男子生徒だ


自分で言うのも何だが俺は空気を読むのが上手い 

人の顔色を伺っておだてたり、褒めたり、逆に徴発したりまぁいろいろして来た。

そうやっていろいろな性格の奴の間をチョロチョロして今日に至っている。

人を見る目がある、なんていえば聞こえはいいが顔色や機嫌を伺ってばかりいるので「あっ、コイツ今機嫌悪いな、コイツは機嫌いいな、」って感じで他人の顔色を察するのが人より上手いんだ


だからだろうか、俺達学生達の中で特に多用される独特な表現として陽キャと陰キャというのがあるがこの2つの派閥に両方それぞれ友達がそこそこいる。







陽キャ、陽にあたる者

コミニケーション能力が高く友達が多い、協調性に秀でていて常に集団で行動しているイメージ。

身嗜みに強いこだわりがありそれが陽キャ間のヒエラルキーに大きな影響を与える


陰キャ、陰に潜む者

コミニケーション能力が欠如していて一人でいる事を好む、協調性もなく、誰かと何かをするより一人で熟す方が効率がいいと考える傾向にある。



学生達は無自覚にこの2つに大別して日々の生活をおくっている、この他にもクラス間の縦社会構造、スクールカースト、クラスカーストが存在していて陰キャに属する者は下層に位置づけられている


笹木純一はこのスクール、クラスカーストの中で陰陽どちらにも属さないポジションを中学のころから貫いていた、


別に特別な事はしていない、どちらにも付かず離れずの距離を維持し、そつなく付き合いを持っていただけだ

もっともそれは簡単な事ではない

彼の人の顔色を伺う事に突出した能力を持っていたからこそ出来た事だ


そんな彼に中学最後の年に最大の転機が訪れる



「笹木君……、あの…好き…なんです……嫌じゃなかったら、私と……私と、その恋人にって……そのなってください…………、うぅぅ〜…、」




告白である、



何故俺みたいな中途半端な奴にと思ったが断る理由は特に無かったし何より良く見ればなかなか可愛いかった、いや、かなり可愛い、

少々ぽっちゃりしているが大体の男は細い娘よりぽっちゃりを好む、俺もそうだ

また決してデブとかではなくぽっちゃり程度の肉付は逆に魅力的ににうつる、

肩くらいまでの黒髪で眼鏡をつけている地味な見た目の娘だがそれでも目を引き付ける魅力がある

何故こんな娘が俺なんかに…


俺は彼女からの告白にそく同意した



それが月里冬美との馴れ初めだ


彼女は目立つ事がとにかく嫌いだ

あと自己肯定感がとにかく低い、私なんかが良いのかな?が口癖だといっても過誤じゃない

そんな感じで常にオドオドしていて頭は下を向いてる事が多い

だから俺は彼女に明るい声をかけ続けた

そうすると彼女は俺の顔を見てはにかみながら笑顔を向けてくる

それがとてもかわいいのだから卑怯だ


そんな感じで冬美とは中学の3年から付き合い始めて

高校にはいった後も交際は続いている

一年付き合ってるが清い関係が続いていて、キスすらまだだが彼女といる時間は俺にとってかけがえのないモノになってきていたから体の関係とか無くても特に不満は無かった


まぁ拒絶とかされた時はそれなりに傷つきはしたけども、


しばらくは楽しい時間が続いていたと思う

高校には現実を疑うレベルの美女がいて驚いたモノだが


前園明に舞野瑠衣


この二人の存在は入学して早々に学校中に広まりウチの学校に通う奴なら誰もが知る有名人となった


冬美は美少女だが流石にこの二人が相手となると分が悪かった、しかし俺はそんな事全く気にしてなかった

自分の彼女が一番かわいい、

テレビの中でみるアイドルより眼の前の彼女が一番かわいくて愛しいのは当たり前の理屈だ、


あと面白いやつとも出会えた

只野康太だ、

奴はなんとあの前園明と幼馴染なんだと言う、

見た目が陰キャで中身もそこそこ陰キャだが話しかければちゃんと乗ってくるし康太自身も話せばなかなか面白い奴で噛めば噛むほど味が染み出すスルメみたいな奴だと言う印象だった、

こうして俺の高校生活は充実していくと思っていた


この時点までは、


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