命の時間3
「よし!えーっと…まずは…ようこそ我が家へ!!か?」
「はぁ?!お前様もしかして馬鹿な住人様ですか!?」
「いやぁ、何分人間と話すのは初めてでして。」
「何だそりゃ?!とんだ箱入りお坊ちゃんだったのか?」
「いや。前座はこの程度で本題に入らせて貰う。何でここに連れてきたのか、答えは簡単。情報が欲しいからだ。」
「因みに君を救ったのも同じ。まぁ…ほんの少し荷を下ろしたかったのかもしれないが…」
「ではまずは私が話しましょう。微力ですが知っている事を。私はナッツ、農業を担当しております。ファームでは個々それぞれに担当があります。殆どは親の担当を受け継ぐのですが、中には自ら志願して担当につくものもいます。貴方のお知り合いのシュガー殿は勇敢にも調査隊へ志願し、いくつもの功績を納めていると聞き及んでおります。調査隊は皆の憧れです。彼等に希望を託して、私達は頑張っているのです。」
「成る程。ナッツはここで生まれたのか?」
「いえ、確かにここで生まれ育った者いますが、それはまだまだ若い世代のです。私達大人の世代は皆故郷から此処へいつの間にか放り込まれたのです。」
「それはいつだ?」
「正確には分かりません。ここに時間は存在しないので…1つ言えるのは私がまだ故郷に居た頃、よく失踪事件が起きていたこと。そして私がここきた時にはもうファームが出来上がっていて、そこには失踪したはずのラビット達が暮らしていた事です。」
「今でもここにくるラビットはいるのか?」
「いえ…私の後には何度かありましたが、最近では聞いたことがありません。」
「そうか。ありがとう。」




