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エデン~鳥籠編~  作者: 不知火美月
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井戸から得られるもの5

トトは苦虫を噛み潰したような表情を浮かべて、水浸しのウサギをこっちへ放り、負傷した男を尾で巻いて空へ飛び立った。


ウサギを抱えながら後方を振り向くと、ファームの方向から真っ黒い煙が立ち上っていた。


『憎い』


ダメだ。今はそんな事考えてる場合じゃ


前方に視界を移すと果てしない暗黒。


暗い…憎い苦しい…憎い痛い…憎い熱い…怖い。「ふぁはッ!!」


「だ、大丈夫ですか?酷くうなされてましたけど。」


「シュガー…シュガー!!」


「あ、いえ私はシュガー殿ではありません!」


「え…あ、すまない。」


「あの…離して頂けますか?」


「あぁ、悪い。」


「キュイ!キュイ!!」


「トト!無事だったか。怪我は無さそうだな。此処は何処だ?」


「今は南の森から中央の森にだいぶ入ったところです。プレイヤーは暴れるし、貴方は倒れるしで、一度休憩をとっていたのです。」


「成る程、ありがとう。俺はもう大丈夫だ。トト飛べるか?」


「キュイ!」


「よし、ならシェルターまで飛ぼう。」





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