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エデン~鳥籠編~  作者: 不知火美月
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滞在拠点2

栄養と水分をいかにして手に入れるか。


俺はシェルターへ向かう道中からずっとこの議題で頭を悩ませ続けていた。


あの果樹を見たのは一度きりでそう沢山生えているものではなさそうだ。周りを見回しても他に食べられそうな物は無い。


トトに乗れば井戸まででもそう時間はかからないとも考えたが、あのじゃじゃ馬をコントロールするには時間がかかるだろう。


「キー!」


「こら、今はお前を相手にしている暇は無いんだ。あっちで遊んでこい!」


「キー!キー!」


「ったく、お前は呑気でいいなぁ。シェルターに入ってゆっくり考えるとするか。」


トトといえば、道中に戯れつかれた際、頭の所に文字が浮かび上がっている事に気付いた。


星印と〈ワイバーン〉。


これは、シュガーの時と同じだ。


何か一定の条件を満たすと仲間にするシステムでもあるのだろうか?


「いや今はそんな事考えている場合じゃないだろ!」


シェルターに潜り込むと、少し土埃が舞っている。鼻を押さえて手でホコリを掻き分けながら状態を確認する。


特に変わった様子は…


足下でキラリと何かが輝いた気がしてしゃがみ込み、少し辺りの土を払うと白く光る物が一つ転がっている。


拾い上げて見ると、


「〈桃林〉?」


木の実のようだが、白く光っている。


何のアイテムだ?白色は初めてだ。


〈桃林〉なんて聞いたことも無いし…


此処では暗くてよく分からない一旦外に出てみるか。



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