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エデン~鳥籠編~  作者: 不知火美月
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水を求めて5

ザザザッ、フゥーフゥー。ィーー!


コツッ。


「う!な、何だ?痛え~。」


額に衝撃を受けて目を覚ました。


上から小石が落ちてきたのか、どれくらい寝てたんだ?


ザザッザザザザ。


何かいる!獣か!?もしかして果実の香りを嗅ぎ付けてきたか!?


根の隙間から外を覗くが生き物の姿は確認出来ない。


どうする、外に出るか?ここで様子を見た方がいいか?果実を外に放れば気をひく事が出来るかもしれないが…


あれこれ考えているうちに外は静かになっていた。


「行ったのか?」


このシェルターに守られたのだろうか?


だが、また戻ってくる可能性はある。運が悪ければ仲間を引き連れてくるかもしれない。


「仕方ない、移動するか。」


数分考えて移動する事に決めた。


体についた土埃を払い落とし、果実を2つ抱えて木の根から這い出す。


暗い所で目が慣れてしまったのか、外はとても明るく感じた。


日差しの反射に目を細めつつも、周囲を警戒してまずは、この大木の周辺を歩いてみる事にした。


さっきの音は何だったのだろう…


ワイバーンやファーストウルフの足音とはまるで違っていた。もしや新しい獣か?


「こんな事なら、シュガーにもっと聞いておくんだった。」


ここを曲がれば丁度半周か、そろそろ別の場所へ移動してもいいだろう。

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