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いつも希望捨てないあなたへ

「あ、姉さん!」

「あら、シュネー。雅志から聞いたんだけど、婚活してるって本当?」

「あいつってば……勝手に教えて……うん。そうなの」

「私に言ってくれたらまだ紹介出来たのに」

「いや、姉さんの知り合いは華やか過ぎて……」

「そう? シュネーが嫌ならいいけど、困ったら言ってね」

「ありがとう。姉さん何か飲む? 空っぽみたいだけど」

「ああ、うん。そうね……ジントニック。シュネーもそれでいい?」

「うん。何でもいい」

「で? 婚活って何するの?」

「さあ? 集団お見合いみたいだけど、私もあんまり詳しい事は分かってないの」

「そうなのね。着てく服は決まってる?」

「ワンピースなら手持ちのでもいけないかなって思ってんだけど、ダメかな? この画像のなんだけど」

「流行じゃないけど、シンプルでいいんじゃない?」

「姉さんが言うなら良さそうね。よかったわ」

「わたしが言ったって相手の好みとかあるし、他の人が何着てくかにもよるんじゃない?」

「ああ、そっか……面倒くさいわね。いっそジーンズとTシャツで行ったらダメかしら?」

「それはないわ。ああ、でも、あんたなら着ぐるみでもいいんじゃない? ぐだぐだ言ってるだけだし」

「雅志!」

「あんたいつから聞いてたのよ!! ていうから着ぐるみ着てく馬鹿いないわよ!!」

「ジントニック頼んだあたり? いいじゃない。どうせ行っても行かなくてもどうせここでうだうだ言うだけなんだし」

「そんな事しないわよ!!」

「あら、そうだったかしら? 前世の男が忘れられなくて馬鹿になったのは誰?」

「う、うるさいな……昔の事じゃない! ていうか、それならあんただってそうじゃないの! ねえ、姉さん!」

「わたしからは何とも言えないわ。シュネーがそういうならそれでいいんじゃないかな」

「姉さん、そんな生ぬるい目で見ないで、いたたまれなくなっちゃうから……」

「あたしはいいのよ。今幸せになってるから。それに、これからは二人で幸せになるし」

「雅志」

「いつものノロケがしたかっただけじゃない! なんで私を巻き込むのよ! お姉さん、お会計。ばかップルにこれ以上付き合ってられないわ」

「あら、妬んでもいいんだけど?」

「姉さんならともかくあんた妬んでも仕方ないでしょ」

「あ、そ、じゃあ、この妬みを婚活にぶつけて来なさい」

「言われなくてもそうするわよ! お姉さん、ごちそうさま!!」


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