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怪人の手下、スペインのパビリオンを襲う(3)

にゅうめんマンたちがそうして話している間にも、牛の興奮は高まり続けていた。そして、パビリオンの中で放し飼い状態になっていた牛はついに、体重1トンを超える体でにゅうめんマンに体当たりをしかけた!


「ムゥオオ~!」

「むっ!」


にゅうめんマンは、男と話をしながらも常に牛の方へ気を配っていたから、牛が動く素振りを見せるとすばやく身構えて、体当たりを上手にかわした。その代わりに、にゅうめんマンと話していた男が巻き添えをくらった。


「ぐはっっっっっっっ!!」


男は盛大に突き飛ばされて床に転がり倒れた。それを見ていた敵の仲間3人は恐れをなしてパビリオンの外へ逃げ出した。


「ブルガリアのパビリオンの館長、お前の犠牲は無駄にしないぞ!」

「手厚く弔ってやるから安心して成仏しろよ!」

「ブルガリア人は仏教徒じゃないから成仏とかはしないと思うぞ」


にゅうめんマンも、屋内よりは外で牛と戦う方がいいかと思ってパビリオンを出ようとしたが、そのとき、床に倒れていたスペインのパビリオンの館長が声をかけた。


「ニュー・メンマ」

「メンマじゃなくてにゅうめんマンです!」

「あの雄牛は、タロは、心が優しくて本当にいい牛なんだ。どうか、大怪我をさせたり、殺したりするのはよしてやってくれないか」


牛が再びしかけてきた体当たりをひらりとかわしながら、にゅうめんマンは答えた。


「安心してください。罪のない牛を傷つけるつもりはありません」

 ミョクミョクに洗脳されているアメリカ、アイルランド、アルバニア、アンドラ、オーストリアの館長(の身代わり)を殴り倒し、今しがたブルガリアの館長も張り倒したことを棚に上げて、にゅうめんマンは言った。


「僕の牛さばきをもってすれば、大きな怪我をさせずに牛の暴走を止めることができるでしょう」

「牛肉の解体みたいに言わないでくれ」

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