リリーちゃんの行方と恋
朝、教室でクリスくんに近づいた。
「クリスくん、おはよう」
「おはよう」
あたしがクリスくんに挨拶してから、クリスくんはあたしに挨拶した。
「リリーちゃん、どこにいるかな?」
「リリーさん、みつからないんだよ」
「クリスくん、顔色悪くみえる。リリーちゃん、行方不明だから?」
「寝不足なんだ。リリーさん、無事でいて欲しい」
「クリスくん、おはよう」
長い金髪のセリアさんがクリスくんに挨拶した。
「……おはよう。リリーさん、知らないか?」
「……あんな女、知らないわ」
「……僕、今日、魔法学校から帰る時間にセリアさんの家へいきたいな」
「クリスくん、今日、魔法学校から帰る時間にワタシの家へきてくれるの? クリスくんなら大歓迎よ! ワタシと一緒にきて欲しいわ」
「わかった。僕、今日、魔法学校から帰る時間にセリアさんといく」
そう言うクリスくんは考えがあって、セリアさんの家へいこうとしてる気がする。
昼休み、あたしは歩いてクリスくんに近づいた。
「クリスくん」
「レインさん、何?」
「セリアさんの家へいきたい理由を教えてくれないかな?」
「セリアさんの家に、リリーさんいるかもしれないからだよ」
「リリーちゃんを嫌ってたセリアさんの家に?」
「リリーさんを封印したかもしれない。セリアさんの家へいき、リリーさんをさがす」
「あたし、魔法で透明になるから、ついていってセリアさんの家でリリーちゃんをさがしていい?」
魔法で透明になってる存在をみることができるのは、魔法で透明になってる存在だけだし、透明になる魔法をやめなければ、その存在が持った鞄も透明になり、家に入って脱いだ靴も透明だ。
「わかった。レインさん、魔法学校から帰る時間についてきてさがして」
「レインさん、クリスくん、何話してたの?」
そう聞くアルくんをみた。
「クリスくん、魔法学校から帰る時間にセリアさんの家へいき、リリーちゃんをさがすみたいなんだ。ついていってあたしもさがす」
「おれもついていって、リリーさんをさがしていい?」
「ついてきてさがす間、レインさんみたいに魔法で透明になるならいい」
「わかった。おれ、魔法で透明になる」
アルくんもリリーちゃんをさがしてくれることになった。
魔法学校から帰る時間になり、自分で魔法を使い、透明になったあたしみたいに、アルくんも魔法を使い、透明になって透けてみえる。
「クリスくんと一緒にいられて嬉しいわ」
そう言いながら歩くセリアさんとクリスくんの後から、アルくんとあたしはこっそりついていく。
「到着よ」
そう言ったセリアさんが鞄から出した鍵でドアを開けて家へ入った後、あたしも入ってからアルくんとクリスくんも入り、全員、履いてた靴を脱ぐ。
「ついてきて」
そう言ったセリアさんにクリスくんがついていった後、アルくんとあたしはついていく途中、リビングの近くにある気になった部屋へ入り、封印されてるリリーちゃんがいるかもしれない鍵がかけられた箱をみつけ、鍵をさがす。
あたしが机の引き出しにあった鍵で開けた箱の中から、出てきたリリーちゃんをみつけ、透明になる魔法をやめて、アルくんも透明になる魔法をやめた。
「リリーちゃん、調子、悪くないかな?」
目を開けたリリーちゃんをみながら、あたしはそう聞いた。
「わたし、大丈夫だよ。ここはどこかな?」
リリーちゃんは今いる場所がわからない様子でそう聞く。
「セリアさんの家。リリーちゃんをさがしてたんだよ。あたしとアルくんだけじゃなくて、クリスくんもきてる。リリーちゃんのこと、クリスくんに伝えなきゃね」
そう言ったあたしはアルくんとリリーちゃんと一緒にクリスくんをさがし、セリアさんの近くでみつけた。
「リリーさん、いたんだね」
クリスくんはリリーちゃんに駆け寄りながらそう言った。
「レインさん、アルくん、どうしてワタシの家にいるのよ!?」
「魔法で透明になって、セリアさんと僕についてきたんだよ」
「リリーさんを魔法で封印したのに、邪魔された! クリスくんをワタシの彼氏にしたかったのに!」
「僕のリリーさんを奪わないで」
叫んだセリアさんをクリスくんは睨み、そう言った。
朝になり、準備をし、家を出て魔法学校へ歩いていく途中、あたしはリリーちゃんをみつけた。
「レインちゃん、おはよう」
「おはよう」
リリーちゃんがあたしに挨拶してから、あたしはリリーちゃんに挨拶した。
「わたし、気になってたんだけど、レインちゃん、アルくんのこと好きなの?」
「好きだよ。あたし、アルくんとつき合いたい。今日、告白しようか迷ってる」
「レインちゃん、アルくんとつき合えると思うよ」
「……迷ってたけど、今日、告白する」
アルくんとつき合えるかもしれない。
昼休み、あたしは歩いてアルくんに近づいた。
「アルくん、誰もいない場所で話したい。いいかな?」
「わかった。誰もいない場所へいく」
あたしとアルくんは誰もいない教室へ入った。
「……あたしはアルくんが好き。アルくん、あたしとつき合って欲しい」
緊張しながらそう言った。
「レインさん、おれとつき合いたいのか? おれでいいのか?」
「うん」
「ありがとう。おれ、レインさんとつき合う。レインさんを支えたい」
「ありがとう。魔法学校から帰る時間になったら、アルくんと帰り道を歩きたい。あたしが住んでる家でアルくんとふたりきりになりたいな。今日、あたしが住んでる家で一緒に宿題しない?」
「わかった。魔法学校から帰る時間になったら、レインさんの家へいく」
「ありがとう」
アルくんとふたりきりになれる時間、楽しみだな。
魔法学校から帰る時間になった。
「アルくん、手を繋いでもいい?」
「じゃあ、手を繋ごう」
アルくんと手を繋いで歩き、あたしが住んでる家へ到着し、鞄から取り出した鍵でドアを開けて入り、履いてた靴を脱いだ。
「お邪魔します」
そう言ったアルくんもあたしが住んでる家へ入り、履いてた靴を脱いだ。
「……あたし、アルくんを抱き締めてキスしたい。アルくんを抱き締めて口にキスしてもいいかな?」
緊張しながらそう聞いた。
「……わかった。おれ、レインさんを抱き締めてキスする」
「ありがとう」
あたしとアルくんはお互い、抱き締めてキスした。
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