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月の雫の種アルテミス

アルテミスは難産でこの世に誕生した。アルテミスには双子の姉弟のアポロンがいる、母親の口癖は「あー良かった男の子が誕生して・・跡継ぎを産めた私は立派よ。1番最初はアルテミスだったからガッカリしたけど次はアポロンが男の子だったから良かったわ。アルテミスは自分が生まれた瞬間は喜びは生まれなかったんだと心に傷を負っていた。アルテミスは内向的な性格で感受性の高い女の子。父と母はお見合い結婚だった。アルテミスとアロンが誕生しても父は定職に就かず、母は金策の毎日。アルテミスが幼少の頃から父は家庭で暴れていた。両親のケンカの仲裁は幼少のアルテミスだった。アロンは世渡り上手。猪突猛進の陽気な性格でアルテミスとは正反対であった。アルテミスの家庭は貧しい家庭で食べる物にも困っていた。アルテミスは森や山に食べれる山菜や果実などを探す毎日。アルテミスが動植物に触れると復活するパワーを持っていた。食べれるタラの芽やつくしやタンポポなどを見つけ両手に抱えて歩いていると三日月の光る玩具が落ちていた。アニメでやっているヒロインの持ってるSTARTONEという三日月モチーフの光る音色が出る玩具。アルテミスは先ほど取った山菜を片手にSTARTONEの玩具も片手に持ち歩き始めた。日没時間になり辺りは暗くなっていた。「かわいいね・・何してるの?大丈夫?」手招きをしながら不気味な笑みを浮かべた男が近寄ってきた。「助けて」と願ったが誰もいない。アルテミスはさっき拾った三日月のSTARTONEの玩具の音色ボタンを押した。大音量の音色は「星に願いを」のメロディーを奏でた。アルテミスは音色を流しながら必死に逃げた。手に握っていた山菜などは走りながら落ちてしまい、家路に着いたときには数は無かった。変な不審者の事を母に話そうとした時に母がアルテミスの手に握られていた草を見て「それは何?汚いわね、ゴミは捨てなさい」アルテミスの心は複雑だった。母はアルテミスの手に握られていた山菜を冷めた顔で捨てた。数日前は「喜んでくれたのに」と涙した。


生活は困窮し、物価の安い市外に引っ越しをしようと荷造りした荷物を車に載せてレンタカーで引っ越しをした。夜空には月が怪しく光っていた。月は何故か恐く映った。消えたかと思えばまた違う角度から姿を現す。山の奥から段々大きくなり近づいてくる。新しい土地に住んでも状況は変わらなかった。父は相変わらず定職に就かずにいた。




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