200話 連絡が来たよ
お財布が軽いです。
でも、ケーキは買うんです。
土曜日 お昼前
!!···サワサワサワ···
携帯型『聖』が『連絡』の反応をする
「はい。お兄さんですね?どうしました?」
携帯型『聖』に呼びかける
『おっ?本当に繋がったな?今大丈夫かい?』
返事が来たので『ホログラムモード』に切り替えて話をする
『ホログラムモード』はテレビ電話と同じで、相手の状況等を確認出来るモードだ
相手も『ホログラムモード』にする必要があるが、切り替えた時点で両手が自由になるから、結構便利だ
今は『音声のみ』と表示されている
「はい。大丈夫です」
『いきなりすまないな。今日からケーキが『12月限定』だったんでな?よかったらどうかな?って連絡したんだよ』
「限定ですか!?今手元に有りますか?可能なら現物を見たので『ホログラムモード』にして下さい」
『ちょっと待ってな···』
「これで···おぉ!!出来たな?早速だが、これが『12月限定シリーズ』の『ブッシュ・ド・ノエル』だ。」
お兄さんが『ホログラムモード』に切り替えてケーキを映してくれた
「ほしいです。3本下さい。ついでにお昼御飯を食べに行きます。」
「わかった。じゃあ、5分後に店に電話してくれ。店に来たら『電話で予約した』って言えば、俺が対応するからさ」
「了解です。では5分後に電話します。」
「おぅ。待ってるわ」
通信を切って、着替える
5分後
「はい。よろしくお願いします」
電話で予約して10分くらい待ち、外に出て自転車を出してお店の近くに転移する
自転車を走らせて喫茶店に着くと、店の横に自転車をとめて喫茶店に入る
「いらっしゃい。早かったね?」
お兄さんがカウンターから声をかけてくる
「お腹すいていたので、早く来ちゃいました。」
気軽に話ながらカウンター席に座り、メニューを見る
「今日のオススメは『ホワイトソースのエビマカロニグラタン』だよ?ケーキは『ブッシュ・ド・ノエルで、12月の期間限定ケーキ』だね」
「では、グラタンとケーキセットでお願いします。コーヒーはアイスで!それと持ち帰りで『ブッシュ・ド・ノエル』を3本お願いします」
「注文ありがとう。すぐに用意するから待っててね?」
お兄さんは注文を伝票に書いて裏に回す
僕は店内を見てカウンターに置いてある『聖木』を見つける
(なるほど。カウンターに置いて連絡を取りやすくしているのか。)
(2人は携帯型『聖木』は携帯につけてるんだね)
探知で携帯型『聖木』を探ると、更衣室のロッカー内と店長さんの近くの携帯につけてあった
「はい。アイスコーヒーお待ちどうさま。シロップとミルクは言ってくれれば追加出来るから、遠慮せず言ってね。後、コーヒーは一杯おかわり無料だよ」
アイスコーヒーを出して、お兄さんはカウンターの端でコーヒーカス等を処理する
慣れた手つきで全てを片付け、奥へと移動する
そして熱々のグラタンを運んで来た
さぁ、グラタンのお味はいかに?
次回『おいし~♪です』




