188話 お土産を渡そう
第十一章の開始です。
この章から志希は新しい事をして行く予定です。
それでは、本編をどうぞ
スーパーにお土産を持って行こう
土曜日 朝
スーパーヒラヤマに行き、店長達に『お土産』を渡そうと来店した。
朝礼が終わり、皆が店内作業に出た頃に店長室に行ってお土産を渡す
「そんなに気をつかわなくていいんだよ?それよりも、もう少し休んでいなさい。時がくれば教えるから···ね?」
「ありがとうございます。面倒事を押し付けてすみません。それでは···」
僕は礼をして店長室を退室して、そのままスーパーから出て行く。
店長の話によると『今のスーパーヒラヤマは少し危ない』らしい
店長には『僕に被害があるかも知れないので、もう少し様子見としてお休みをして欲しい』とお願いされた。
スーパーヒラヤマの今抱えている問題は『経営面』ではなく、お客からの『クレーム』(荒唐無稽)である。
以前、スーパーヒラヤマの店員達が『化粧水と入浴剤』を使った結果···お客とのトラブルが多数発生するようになった。
中でも『美少女店員(志希)のせいで、彼氏からフラれた』とかの『頭のおかしいクレーム』が多数来ており、『この前の様な事(151·152話)が起きないように、志希を暫く休ませて、沈静化するのを待つ』事になった。(160話の電話のやり取り)
「このままだと、志希ちゃんはココを辞めるかも知れないね···」
店長室で一人呟く店長であった。
志希は自転車を走らせる。
目的は無く、唯々自転車を走らせる···
気が済むまで走らせていたら、家から自転車で4時間程かかる『臨海公園』に着いていた。
公園のベンチに座り、空を眺める···
波の音と空の青さ以外は何も聞こえない···何も目に入らない···
「これでは駄目だな···。気分転換に何かしようかな」
ベンチから立ち上がり、海沿いを歩く
暫く歩いていると、釣りをしている人が数人見えてきた。
近くに行くと建物があり、看板には『貸し釣り具』と書いてあった
どうやらこの建物は釣り具を貸してくれる様だ
(気分転換に釣りか···やってみようかな?)
建物に入り店員らしき人に声をかける
「初心者ですけど、釣りできますかね?」
「はいはい。初心者の人にはこの初心者用セットがいいよ?餌は『練り餌』だから気持ち悪くないし、一式揃っているから、すぐに釣りが出来るよ?」
「貸出と販売があるんですね?」
「そうだね。最初は『貸し出し』でやってごらん。気に入ったら買ってくれればいいよ?あっ!餌は買い取りだからね?」
「それじゃあ『貸し出し』でお願いします。」
「ありがとうね。これを使ってみるといいよ。これなら軽いし···」
店員が親切に釣りのやり方を教えてくれる
「説明は以上だね。それじゃあ、楽しんで行ってね。」
料金を払って教えてもらった場所へ行き、早速釣り針に餌をつけて海に落とす。
どうやら釣り堀みたいに一部仕切られていて、初心者はそこで釣りをするのがいいらしい。
今回は『仕切り』内なので、近くに落とす方がいいと教わったので、近くに落としてじっと待つ
白達が転移してきたので、一緒に海面の『ウキ』を見る
何も反応がない
暫くして竿を上げて見てみると、餌が無くなっていた
『溶けた』か『食われた』か?
とりあえずもう一度餌をつけて海に落とす
暫くして、竿を上げると餌が無い···
4回程繰り返していると、『雫』が海面に近づき、ウキの近くを見る
『マスター、餌食べられてる。』
どうやらもう餌を食べられているらしい
「食べられるの早いなぁ···」
釣り針に餌をつけて海に落とす
雫が見ていると
『マスター、魚きた。餌を器用に食べてる。釣り針に食いついた。』
竿を上げると小さな鯵が釣れた
「小さすぎだな···海へお帰り」
釣り針を外して海へ戻す
暫く釣っては戻しを繰り返していると、餌がもう一回分しか残っていない
「これで最後か。」
餌をつけて海に落とす
今度は白達も海面を見ている
『『魚きた。釣り針に食いついたけど、他の大きな魚がきた』』
竿を上げようとしたら、重さが変わり、なかなか上がらなくなる
どうやら小さな魚が釣り針にかかり、その魚を大きな魚が捕食した様だ
竿が折れそうになる程しなる
「このままだと折れちゃう?どうしよう!?」
『『まかせて~』』
白達が魔法で魚を海水ごとバケツに移動させる
うん。周囲に人いなくて良かった···
次回『大きな魚ゲットだぜ!!』




