183話 君はこちらに来るな···
誤字脱字報告ありがとうございます。
前話の裏話的な話
時間は遡り···コントロールルームの襲撃前の事
(はぁ···。まさかこんな手に出るとは···。嫌だなぁ···でも、仕方ないか···ん?誰だ!?)
透明化して様子を見ていると、背後に人の気配がする
振り返ると、全身黒い姿の人?がいた。
(まさか僕の結界に入って来るとは···人間?でも、不思議と敵意がない?)
どう対処しようか考えていると、影が動き出して顔が現れる
「!?貴方は確か!?以前会った『強面お兄さん』!?」
影から現れたのは以前『トスットコ』で会った強面のお兄さんだった。
「強面お兄さん···あぁ、あの時の少年か?すごい『美少女』になってるな?服装が違っていたら99%間違えるぞ?」
お兄さんも僕の事を憶えていた様で、互いにびっくりする
「それで?何で『こんな所にいる』のかな?『少年がいていい場所』じゃないぞ?」
「お兄さんこそ『どうしてここにいるんですか?』誕生日会のお客様ですか?」
「客と言えば客か?いや、正確には付き添いだ。麗華さん···っと、うちの店長の『護衛』みたいなもんだ」
「僕は『雨宮家当主』から招待されたと言うか···頼まれたと言うか···」
「えらく歯切れの悪い言い方だな···。それで?『何でこんな所にいるのかな?』そいつらの『仲間』って訳じゃ無いんだろ?」
お兄さんから『黒い影』が出て来て威嚇する
「冗談はよして下さいよ。僕は『害虫駆除にきた』だけです。僕の『大事な人達』に悪影響を及ぼす『害虫を駆除』しに···ね?」
負けじと『闇魔法』を展開して牽制する···
「···なるほど。いい殺気だ。でも、まだ『こちら側ではない』様だな···」
お兄さんは少し考えているようだ···
「少年。事情は良くわからないが、その『害虫駆除』は俺がやっていいか?こちらも『護りたい人』に手を出されていてね···。これ以上被害を出さない為に『駆除』に来たんだよ」
「それって···貴方の狙いは『非常識女』ですか?」
「うん?あぁ···君も絡まれたんだったな?···そうだね。アイツが今回の『標的』だ。少年が『邪魔しないなら、俺は少年には何もしないよ?』どうする?」
「僕も同じです。でも、アイツは『この先何をして来るかわからない』ので、今のうちに『退場してもらおう』と思ってます。」
どうやら同じ目的らしい
「···なら、尚更俺にまかせとけ。お前さんはまだ『帰る場所』があるんだから、『こちら』に来ることはない。······こういうのは『専門家』に任せなさい。」
お兄さんは優しい声で提案してくれるが···
「···なら、僕の考えを聞いてくれませんか?ただ消えてもらっても『完全に解決しない』と思うんですよ?なので···」
お兄さんに考えていた『計画』を話してみる
「成る程···それはいいな。それで行こう」
「では、僕はあちらを足止めして来ます。」
そう告げて転移して、その場を去る
「おぅ。気をつけろよ?って、もういないか···」
「さて、こちらも『お仕事』しますかね···。あんたらは麗華さんにした事とは直接関係無いけど···。あんたらは『やり過ぎ』たんだよ。それ相応の罰をうけてもらうよ?」
お兄さんはそう呟くと、影の中に沈んでいった。
時は進み『全てが終わった』のを見届けた僕は、お兄さんと別れて控室に転移する。
「ふぅ···お兄さんには感謝だな。『僕の手を汚させない為の代理』だけじゃなくて、『根切り計画を聞いてくれる』なんて···。かっこいいなぁ···。いつか僕もあんな風にかっこよくなりたいなぁ···」
志希がヒーローに憧れる少年(端から見たら恋する乙女)になっている一方では···
「へっくしっ!!(誰か噂してんのか?)」
「大丈夫?風邪かしら?」
「大丈夫ですよ?ちょっと鼻がムズついただけです。それより、大丈夫でしたか?」
お兄さんは隣を歩く女性に声をかける
「大丈夫!!あの程度の嫌がらせなんて可愛いもんよ!!」
「それはたくま···いや、何でもないです。それより、何か食べて帰りましょう?お腹すいてきました···」
お腹に手を当てて空腹をアピールする。
会場に行ったはいいが、早々に『非常識女』に絡まれてしまい、全然食べる事も出来ずに会場を出たので、2人はお腹を空かせていた。
「そうね。じゃあ、ここら辺で有名な『ハンバーガー店』に行きましょう?何でも『色々と凄く大きい』らしいわよ?」
2人はそのまま『例の色々大きなハンバーガー店』へと向かって行くのであった···
次回『俺と一緒に飯食わないか?』




