173話 現地の料理はないのかな?
お昼はバイキングで決まりだね!?
1階レストラン前で皆を待つ
「先に入っていてもいい」と言われていたが、受付に聞くとまだ来ていなかったので、待つ事にした。
出入口の横で佇む志希は他人が見ると『儚げな感じの美少女』(男子)だ···
しかし本人の頭の中は、食べる事で一杯だった。
(お腹すいたなぁ···。何食べようかなぁ···肉?魚?でも最初は野菜から···)
時々ため息を吐き、腕時計を見る···
この場で待ち始めてまだ5分と経っていない···
2分程経過した頃、EVから雨宮家の3人が出てきた。
僕はその姿を見て、安心して笑顔になる
志希の笑顔を見た雨宮母娘は横を向いて震え、誠さんはそんな2人を見て苦笑しながら話かけてきた。
「やぁ、待たせてしまってすまないね。先に入っていて良かったんだよ?」
「いえ、せっかくですから一緒に入ろうかと思って、待ってました。」
ふたりにはふれないで、誠さんと話をする。
「周りの状況からかなり待たせてしまったんじゃないのかい?すまないね···志希君は注目されるのは嫌だろう?」
誠さんは周りを見て問いかけるが、僕は笑顔で首を横に振る。
「いいえ、僕も5分程前に来たので、待ってませんよ?それに、僕は気にしてません。···『害がなければ』ですがね。」
少し黒い笑みで周りを見ると、周りの人達が散って行く。
「それより、昼食楽しみです。早速入りませんか?」
「···そうだね。私もお腹すいたからね。ほら、2人もいつまでそうしているんだい?早く入るよ?」
2人に入店を促し、先に入店する誠さんに続く
席に案内され、軽くシステムの説明を受けて、昼食を開始する。
このレストランは前に利用したホテルのレストランと同じ系列店で、このレストランもバイキング方式だった。
「それならば」と以前と同じく、最初は野菜中心で皿に取り、席について食べ始める。
そして次は「現地の料理はないのかな?」と少し見回り、お肉コーナーで見つけたので皿に取っていく
皿に取ったのは『厚切りステーキ』だ
1枚がかなりの厚みだが、じっくり焼かれているので、中まで火が通っている。
そして、お肉はとてもやわらかくて美味しかった。
(味付けはシンプルに塩胡椒なのも良い。これならあと2枚は食べられるね)
別にソースもあったが、僕は塩胡椒のままが好き
(現地の食べ方はソースを選んで食べるらしい)
ライスも一緒に持って来たので、お肉と一緒に食べる。
(あぁ···幸せだ。次はお魚にしようかな···それともスイーツにいこうかな···)
次を考え、笑顔で食事をする志希はとても幸せだった。
次回『観光の予定を決めよう』




