147話 隣の家の庭でBBQをしよう
隣の庭でBBQをしよう
土曜日 夜
お肉の状態を見ると程よく出来たようだ
早速材料を格納庫に入れて隣の家に行き、BBQ用品をセットする
何故隣の家の庭でBBQをするのか?
それは『人が住んでいると思わせる為』の行動だ
この家と加田瀬家から徒歩3分圏内に民家は無いが、人通りはそこそこあり、隣人である志希がいる事で、『隣人との交流をしています』アピールになるのだ。
一応『幻惑魔法』で『人がいる程度』の細工はしてある。
たまに車の出入りもしているので、周辺の住民は気にしなくなっていた。
BBQコンロに炭を入れ、火をつけ、庭に簡易テーブルを出し、焼く食材を並べていく
取り皿は紙皿で割り箸とトングも用意してある
(これで擬装は出来たな···テーブルは奥へ設置したから見えにくいし、少ないとはいえ、煙も出るから人の顔も見えにくいはずだ。)
BBQコンロに網をのせ、適度に切った『とうもろこし·玉ねぎ·ピーマン·椎茸·じゃがいも·長ネギ』等を焼いていく
端には『茸のバター醤油焼き』も置いておく
アルミ製の簡易鍋に茸とバター醤油を入れて、遠火でじっくり焼く
野菜が焼けたらいよいよお肉を焼き始める
お肉を先に焼くと、白達が野菜を食べる量が減るからね
それに、炭火焼きの野菜は美味しいのだ。
白達は野菜をタレにつけて食べていく
どうやら気に入ったらしい
格納庫からとうもろこし(1本)を出して、弱火のところで焼く
これは醤油で食べる用だ
(焼きもろこし美味しいよね。焦げた醤油が食欲を刺激する···)
お肉も焼けてきたので、別皿に取って白達に渡していく
空いたスペースに追加でお肉を焼いていく
僕もちょいちょいつまんでいるので、食いっぱぐれはない。
とうもろこしを回して全体をじっくり焼き、茸も様子を見る
まだ焼きが足りない様だ
思い付きで『にんにく』をアルミ製の簡易鍋に入れて『バターを一欠け』入れて遠火に置く
同じ様にじゃがバターも置いておく
うまく焼けるといいな···
BBQを楽しんでいると、精霊樹から連絡が来た
「志希様。どうやら精霊王が私を探している様です。『別世界の世界樹の所を転移している』と報告がありました。」
「そうなの?ここに来るのも時間の問題だね?それで、精霊樹はどうする?」
「私はここに来るまで待たせてもらいたいです。精霊王が留守にしていた時間と比べたら短いので···」
「了解。そこは自由にして良いよ。まぁ···『見つかると良いけど』ね?」
「はい。ありがとうございます。」
精霊樹との会話を終え、世界樹に声をかける
「どう?探知にひっかかってない?」
「はい。志希さんの『隠密』で探知に反応してないみたいです。」
「それならいいや。もう少し様子を見て、適当な時に解除してあげてね?」
「わかりました。」
世界樹との会話も終えた僕は、BBQを楽しむのであった。
一方精霊王は
「何処にいるんじゃ~!!」
別世界で雄叫びをあげていた···
次回『小瓶のレモン蜂蜜完成かな』




