莉緒との朝チュン
お待たせいたしました。
チュンチュン・・・。
「ん・・・。」
目を覚ました。するとそこには莉緒が添い寝していた。
・・・。
思考停止・・・。
・・・。
・・・。
すぐそこにある莉緒の顔を見てドキドキ。
しばらくそのまま硬直していると・・・。
「ん~。おはよ、葵。」
莉緒が目を覚ました。
「おはよ・・・。莉緒。」
挨拶をそのまま返す。
「ふわぁ~・・・。」
眠そうにあくびをする。とても無防備な莉緒。
「莉緒、僕たちはどうして添い寝してるんだっけ・・・?」
僕は少し回復してきた思考を動かして、疑問に思ったことを聞いてみる。
たぶん・・・「え」が着く事はしてないはず・・・。
「ん~、昨日葵が頑張ってたから。添い寝しちゃった。」
少し照れくさそうに、えへへっと笑う莉緒。
うん、可愛いです。
「そうなんだ、ありがとう。」
「私の方がありがとうだよ。私をかばうために拾う側に徹してくれたんでしょ?」
「・・・うん、でも、紫音さんがちゃんと手加減してくれたから、もう大丈夫だよ」
「よかった。」
安心した表情を見せてくれる。そんな莉緒が愛しくて、思わず、ぎゅ~っとハグをしてしまう。
莉緒も僕に応えてぎゅ~っとしてくれる。
山中さんの別荘に来ている事も忘れ、しばらく莉緒との時間を楽しむ。
「莉緒、好きだよ。」
ハグをしながら耳元で囁いた。
「うん、葵大好き・・・。」
ぎゅ~・・・。
コンコン。
扉がノックされた音だ。
「おーい、二人とも朝ごはんが出来てるぞ。」
扉越しに山中さんの声が聞こえる。
「そろそろ行こうか。」
僕は少し恥ずかしくなってそっと莉緒を離す。
「う、うん。そだね。」
莉緒も同じくらい恥ずかしそうにしながら離れた。
支度を終え、部屋から出ようとしたら。
莉緒が後ろから抱き着いてきた。
「ん、どうしたの。」
僕は少しドキっとしながら半身で振り返る。
っちゅ。
莉緒が頬にキスしてきた。
「えへへ・・・。」
たまらず、身体を莉緒に向けて莉緒の柔らかい唇にキスを仕返し。
「莉緒、お返し。」
僕がそう言うと、莉緒は顔を真っ赤にさせながらも笑顔になった。
「ほら、行こ、みんな待ってるよ。」
莉緒は恥ずかしさを紛らわすために、せかしてくる。
そんな莉緒を見て、僕はどうしようもなく愛しく感じてしまった。




