莉緒の練習の成果、そしてサプライズ
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「よし、じゃあ休憩~。」
僕たちは今日も大祭に向け練習をしていた。
「莉緒、ここ数日ですごく上達してないか?」
山中さんは驚いた顔をしている。
「え、そうかな?ありがとう~。」
莉緒は一番の友人に褒められて嬉しそうだ。
「確かに、最初の頃から比べて変わったな。」
龍も同意する。
「えっとね・・・。実は葵に家に着てもらって練習を手伝ってもらってるの。」
莉緒は恥ずかしげにそう答える。
「ふむふむ。それで名前呼びするようになったわけだ。」
なるほど、なるほどと山中さんは納得顔だ。
ハハハ・・・。みんなで笑いあう。
「試しにソロで弾いてみたらどうかな?」
僕はさりげなく莉緒に助け舟を出す。
「うん、そうするね。」
莉緒は恥ずかしさから逃げるように僕の船に乗ってきた。
莉緒の奏でる旋律は前よりもずっと明瞭に表現がされている。僕たちは静かに耳を傾ける。
パチパチパチパチ。
「すごいね。」
そう言ったのは紫音さんだ。
「葵のおかげだよ、すごい的確にアドバイスしてくれるんだ。」
莉緒は嬉しそうに言う。
「ホントに才能ががあるんだね。」
紫音さんは僕を敬意の目をして見ている。
「え?そうかな・・・。」
「自信もっていいと思うぞ。」
そう言ってくれるのは龍だ。
うんうん。と龍の意見に同意するように頷きながら、僕の方をみんなが見ている。
すっかり僕がリーダーだ。でも、もう違和感はない。むしろ、充実感でいっぱいだ。
「さぁ、練習を続けよう!」
僕たちは大祭に向け、調整を重ねていった。
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莉緒から声をかけられた。
「ねぇ、葵。今日何の日か知ってる?」
莉緒はイタズラ顔で聞いてくる。
「えーと・・・。何の日だっけ・・・。」
「え~、今日はすごーく楽しい日なのに。」
ぶー。と顔を膨らませて怒っている莉緒。とても可愛い。
「ん~・・・。今日は2月14日・・・。あ!」
「やっと気づいたんだ・・・。そう、バレンタインデーだよ!」
「そっか。ごめん。すっかり忘れてたよ・・・。今まで貰えなかったから・・・。」
「そんな葵にはチョコあげない。」
プイっとそっぽを向いてしまう莉緒。
「うぅ~・・・ごめん莉緒・・・。」
僕はちょっと涙目だ。
そんな僕を見て莉緒は身をぶるぶるさせて悶えたあと、
「かわいい~♪もう、冗談だって!はい、チョコレート!手作りだよ!」
笑顔でチョコレートを渡してくれた。
「ありがとう~。」
僕は大事に莉緒の手作りチョコレートを抱えた。
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投稿日が2月14日。バレンタインデーなので、これは読者の皆様へのサプライズでした。(*´ω`*)
美味しいチョコをどうぞ♪




