ドキドキ彼女(彼)の家訪問
「お邪魔しまーす。」
莉緒の家に上がった。
「あら、いらっしゃい。」
莉緒のお母さんだ。長髪で美人だ。莉緒によく似ている。
「おや、君が高嶺葵君か。」
お父さんもいる!?とても温厚な人そうだ。
「初めまして!高嶺 葵と申します!」
バッ!
僕は緊張感マックスで90℃お辞儀をしてしまう。
「そんなに緊張しなくても大丈夫よ。あなたの事は莉緒からよく聞いてるから~。」
莉緒のお母さんはちょっとおっとりした人みたいだ。
「そ、そうなんですね。いつも莉緒のお世話になってます。」
僕はドキマギしつつもきちんと会話するように心がける。
「ずいぶん真面目だな。」
そう言って僕を見ているお父さん。
「あ、ごめん、言ってなかったね。お母さんとお父さんとも今日は仕事休みでいるんだ。」
莉緒は申し訳なさそう顔でそう言った。
「母の真恵美です。」
莉緒をフォローするように、ニコニコと挨拶してくれる。莉緒の笑顔は真恵美さん似なんだ。
「父の隆司です。」
隆司さんはとても穏やか。
莉緒は両親の良いところをしっかり受け継いでいるんだ。
「えっと・・・。よろしくお願いします。」
「葵君、莉緒がいつも世話になっているな。莉緒は君のことをとても楽しそうに話す。笑顔でいることが増えた。仲良くしてくれて感謝する。これからもずっと仲良くしてやってくれ。」
隆司さんから、真摯な態度でそう言われ面喰ってしまう。
「ちょっとお父さん、恥ずかしいよ。」
莉緒は顔を赤くしている。
「僕も、莉緒のおかげで明るく変わることができました。僕は莉緒の事が好きですから、これからも仲良くします。」
僕は茶化さないように、真摯な態度でそう応えた。
「・・・・!?」
莉緒は更に顔を赤くしている。
「あらあら・・・。これはちょっと面白いわね~。」
真恵美さんが、したり顔だ。
「ん?どういうことだ?」
隆司さんは分かっていない。
「葵君、部屋行こ!」
莉緒は逃げるように、僕の手をつかんで自分の部屋まで引っ張っていった。
バタン・・・。
部屋の中に入ると、可愛いモノがいっぱいあった。特に動物のぬいぐるみ。
「可愛いモノがいっぱいあるね・・・。」
そんな感想しかでない自分の語彙力のなさに辟易する。
「う、うん・・・。ぬいぐるみとかすきなんだ。」
「そ、そっか・・・。」
いきなり二人きりになって途端に緊張してしまう。
家に両親ともいる。忘れてはいけない。
「練習始めよっか。」
「そうだね、よろしくね!」
若干ぎこちないながらも、練習スタートした。
別の意味でドキドキしちゃいました。
次回はお部屋でどきどき?また明日!




