20話 ゴブリンジェネラル
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「ガアアアアアアアアアアアア!!」
ゴブリンジェネラル。
そいつは全身鎧に包まれており、薄汚れたマントを靡かせて此方に一歩また一歩と近付いてくる。
大きさは俺と同じぐらいだろうか?
右手には両刃の直剣が握られており、その力強い腕力から振るわれる一撃で俺なんて真っ二つだろう。
左手には五角形の大盾が装備されている。
しかし、やはりゴブリンと言うことか。
全体的に汚れていて悪臭を放っていることはかわらない。
『レベルが上がりました』
よし!またレベルが上った。
どこかでゴブリンが燃え尽きたのだろう。
でも、レベルが上ってもゴブリンジェネラルを倒せるとは思えない。
逃げるか・・・・・・。
俺は振り返り一目散に逃げようとすると、ゴブリンジェネラルは一瞬で俺の背後まで迫り剣を振るってくる。
ひえええええええ!
横に飛び退き攻撃を躱す。
ゴブリンジェネラルは俺に背中を見せているので、この隙に逃げようとするが、逃げられる可能性は低い。
逃げられないのなら、攻撃するのみ。
俺はゴブリンジェネラルの股間を蹴り上げた。
「グアッ!・・・・・・グッ・・・・・・!」
ゴブリンジェネラルはその場に蹲り、うめき声を上げる。
男の弱点は人間だろうがゴブリンだろうが変わらないようだ。
ゴブリンジェネラルのHPが半分まで削られている。
効果は抜群のようだ。
追い打ちを掛けるように再びゴブリンジェネラルの股間へと攻撃を食らわせようとするが、避けられてしまった。
「グ…グガアアアアアアアアアア!!」
かなりのお怒りの様子。
濃い緑色の顔が怒りの所為で濃い朱色に染まっている。
こうなりゃ逃げる。
ゴブリンジェネラルはダメージが効いているようで、上手く走れないようだ。
これなら逃げ切れる。
そして、大分離してゴブリンジェネラルの姿が見えなくなったので、近くの家に隠れる。
炎が燃え移らなかった家も在ったみたいで、隠れるには丁度いい。
家の中へ入ると、ネルが仰向けに寝ていた。
お腹が上下に動いて、寝息を立てている。
こんな状況でなければ、和む寝顔だ。
ネルも見つかったし、このままゴブリンジェネラルを遣り過そうとジッとする。
息を殺し外の気配を伺う。
『気配遮断を覚えました』
『気配察知のレベルがLv.3に上がりました』
なんか都合がよさそうなスキルを覚えた。
これなら見つからずに済む。
「グガアアアアアアアアアアアアア!!」
ドゴ――ン!!
いきなり俺の直ぐ横側が吹き飛びゴブリンジェネラルが現れる。
うそ――――――――!!
リルを抱え込み家から飛び出る。
リルは小さくて軽いから持ち運びが楽だな。
「グガアアアアアアアア!!」
ひええええええええ!!
そんなことを考えている場合ではなかった。
怒りの形相でゴブリンジェネラルが追ってくる。
このままでは埒が明かない。
リルを地面へ寝かせ、踵を返しゴブリンへと突っ込む。
案の定、大盾により攻撃を防がれてしまう。
ただ、若干押し返すことはできた。
ゴブリンジェネラルは剣を振り下ろしてくるが、それよりも先に左手をゴブリンジェネラルの首に回し、首を中心に時計と反対回りでゴブリンジェネラルの背後へと移動する。
背後を取れたので、再び股間への攻撃。
「グガッ・・・・・・!」
痛みが和らいできた所へ再びの激痛により蹲るゴブリンジェネラル。
その時に手から離れた大盾を奪い、縁の部分を蹲るゴブリンジェネラルの首目掛けて叩き付けた。
ゴキッと言う音を立てて首が折れる。
ボブリンジェネラルを倒した。
腰を落として一息つく。
「ゴブリンジェネラルガ…ヤラレテカ…」
現れたのは黒いオーラに包まれた俺よりデカイ――ゴブリンだった。
【ステータス】
名前:ジェギガ
種族:ゴブリンキング
状態:平常
Lv.30
HP 1000/1000
MP 1000/1000
攻撃力 1000
防御力 1000
魔力 1000
抵抗力 1000
はやさ 1000
運 35
【スキル】
身体強化Lv.6
剣術Lv.5
盾術Lv.5
咆哮Lv.5
王の覇気Lv.3
・・・・・・もうヤダ…。
読んでいただいてありがとうございました。




