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「お仕事ください。」  作者: スタジオ めぐみ


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3/3

〈初めてのダブルワークの研修・私が働く理由〉

初めてのダブルワークは高校生だった。

神社の巫女さんのバイトと郵便局の配達のバイトを掛け持ち。


ダブルワークは時間との戦いだ。

どちらも研修は必ず参加しなくてはいけなくて、スケジュール管理(シフトの調整)がめちゃくちゃ大変だった。

(記憶に薄いが多分、バカ正直に神社と郵便局で働くことになってしまったことを両方に伝えて、調整してもらった気がする…)


私にとって救いだったのはどちらも家から自転車で10分の距離だったこと。

自転車で行けるところまでが私の世界だった。

私は、私の世界で働く。


高校生の私は予定をぎゅうぎゅうにすること=充実していると勘違いしていた。


今考えると予定をぎゅうぎゅうにするのは良くない、体にも心にも。

若いからできたが、今はできない。


神社の研修は、祀られている神様について学んだり、袴の着方を教えてもらったり、当日の仕事について話を聞いたりした。

私は袴を着れることが、とても嬉しくてたまらなかった。


郵便局の研修は、実際に配達ルートを配達員の方と自転車で周り覚えるというものだった。

手紙やハガキを届けるという仕事は、達成感があった。

(※小学生の時、文通を2年ほどしていた時期があり、私は手紙というものが好き。)


働くことは素晴らしいことだと私は思った。


高校生の私は、特に理由はなくお金が欲しかった。

お金があれば、選択肢が増えるし、楽しいし、幸せだと思っていた。


私がお金に執着したり貧乏性なのは、幼い頃に住んでいた家が原因だと思う。


雨が降ると雨漏りする家。

洗面器、バケツ、ボール、コップ。

雨が降ると水が溜まる。

雨漏りするのは当たり前だと思っていた。


小学1年生になり、友達の家に行った時に私は気がついてしまった。

我が家は貧乏で裕福ではないことに。


小学3年生になり、ピカピカの新しいお家に引っ越したが、私の中でお金は大事!ということが心に刻まれてしまった。


バイトして手に入れたお金はほとんど使わず貯金した。

私は貯金通帳を眺めるのが大好きな変な高校生だった。

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― 新着の感想 ―
田舎の高校生だった頃 朝の新聞配達、土日は ゴルフ場のキャディ たまに模試などを受けてましたね 上京せずに田舎に残るのは 敗残兵みたく偏見持ってました 今考えたら屑だったかも (´;ω;`)ウッ…
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