表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

1/11

死んだ、陰キャサラリーマン

享年三十五歳、これが俺の人生の終わりだった。


俺は普通のサラリーマンでその日も取引先の会社に会議をしに、会社を出て道を歩いていると悲鳴が聞こえて来た。

「なんだ?」

悲鳴の方を見ると遠くの方から一目見てスピード違反をしている、車があり此処は住宅街で歩道に突っ込んで弾かれたりでもすれば死んでしまう。

俺はそれを避けるためにガードレールから離れないように身をひそめる。

だがそこで横断歩道で小学生二人が渡っている所に車が向かう。

恐らくこのまま信号無視をして突っ込む勢いだったので、俺は何を考えたのか勢いよく横断歩道に飛び込んだ。

頭の奥に、誰かの声が響いた。

『神速を付与します』

その時は人生で一番早かったと思う。

陸上の選手のように早く、周りもスローモーションに見えるようで子供を抱きかかえた瞬間に体に衝撃が走った。それはそのまま走っていれば車に轢かれることはなかったが小石に躓き転び車に轢かれて意識が遠のく。

「おじさん、大丈夫!!」

恐らく頭が暖かいものが流れているので血が流れているのだろう。

「おじさん、じゃなくてお兄さんな」

周りから大人が来て、車がそのまま通り過ぎていきこのまま終わるのかと思いながらも、周りの人があまり「揺らさないで運ぼう」などそのまま歩道に運ばれた。

ああ、俺このまま死ぬのかなと思いながら段々視界もぼやけていく。

「気をしっかり!!」

そう言われながらも意識は遠のく。


そうして次に目が覚めると真っ白い空間だった。

此処は天国なのか、はたまた病院で俺はまだ生きているのか?

体を見ると着ている服はスーツでボロボロのままだった。

これはサラリーマンの仕事のし過ぎで全く綺麗にしてなかっただけで、体から血が出て無いことに気づいた。

「俺は生きてるのか?」

《いえ、死にました》

「え?」

目の前はまるで女神のイメージのままの美女が豪華な椅子に座っていた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ