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山路で魔法「メタライズ」発動!

 そこから私は山路を登り始める。

 山岳エリア最初のエンカウントはスライムだった。

 まったくもって、どこにでもいる奴。

 ニセ薬草は使い切っているのでスタンパーで潰す。


 スライムが3匹続き、次のモンスターは空からやってきた。

 上半身お察しで背中に羽根が生えた鳥人モンスターだ。


{セイレーン… ではなくハーピーか…}


 殴るのに躊躇してしまうのが[セイレーン]で、躊躇なく殴れるのが[ハーピー]と教わりました。

(コンプラアウトです;´∀`)

 いずれにせよ子供の頃に見た、最もインパクトを受けた敵キャラベストテンに必ず入る、妖鳥シレーヌを彷彿させるモンスターだ。


 モーニングスターで何度も何度もグルグルバタバタと殴ったら、飛んで逃げようとしたので、こんなに闘った挙げ句に逃げられたらたまったもんじゃないと、あわてて根っこのステッキを取り出して、ハーピーの羽根に向けて叫んだ。


「メタライズ!」


 MPが5も下がったがハーピーの片羽根が固まったみたいで、飛べなくなって落下した。

 落下地点に駆けつけてとどめを刺す。

 魔石だけで何にもドロップしなかったので、MPがもったいなかったが、逃がしてしまうのは癪に障る。

 今度からこいつと闘う時は、逃げられないように考えて闘おう。


 とそこに何やら蔓の触手が伸びてきた。

 ハーピーを追いかけて、道をはずれた先にマンイーターがいたようだ。


 クナイとダガーと短めシミターも投げて、ショートスピアで突きまくって倒した。

 マンイーターは女性のフィギュアをドロップした。


{なんだ、なんだ? このドロップは?}


 首をかしげているとマタンゴが現れたので、これまたショートスピアで倒した。

 キノコをドロップした。


 山路に戻って進むと路が二手に別れていた。

 左の路に進む。

 クワガタのモンスターがいる。


{こいつも飛んで逃げるんだろうか? いや、その前にこいつはアーマーアントより硬そうだ…}


 MPは残り4。メタルショット1発は撃てる。

 でもまず[リン粉]を試してみよう。

 私は巨大クワガタ(ギガスタビーと呼ぶ)にリン粉を投げつけた。

 何やら効果があったようで、ギガスタビーはこっちに向かってこずにキョドっている。

 私はここぞとばかりショートスピアを突きまくった。

 今まで闘ったモンスターの中で、おそらく1番硬かった。

 魔石も大きい。


 続けざまに今度はカブトムシのモンスターが現れた。

 こいつにも[リン粉]を投げつける。

 巨大カブトムシ(ギガリノビーと呼ぶ)は、もんどり打って飛んで逃げていった。


{リン粉はこれがあるんだよなあ…}

 まあ、使ってみないと効果がわからないアイテムなので仕方がない。


 次に現れたのは巨大カマキリ(キラーマンティス)だ。

 クワガタ、カブトムシよりは硬そうではない。


 私は短めシミターを山なりに投げた。

 次にクナイを投げる一連の動作に入っていたら、イレギュラーなことに、キラーマンティスはシミターに気づいて鎌で弾いた。

 それでもクナイを投げると、なんとクナイも弾いて避けた。


{ヤッバ〜、こいつ無っちゃ素早いぞ}


 とか思ってる矢先にキラーマンティスは、もう目の前にいた。

 投げるつもりだったダガーを左手に持ち、右手にモーニングスターを持って、とっさにモーニングスターの柄の先をキラーマンティスの目に向けて「サンドスプレー」を唱えた。


 キラーマンティスの鎌が目の前を通り過ぎる。

 鎌の根元あたりを思いっきりダガーで斬り付けてから、その勢いで身体をグルっと回してバックブローで鉄球をキラーマンティスの顔面に打ちつけた。

 そのままの回転で1発、2発と鉄球を打つける。

 3発目がキラーマンティスの鎌に絡まったので、懐にもぐり込み、ダガーで腹を斬り裂いた。

 キラーマンティスは私に被さるようにダンジョンに消えた。

 硬さはないが、やたら素早くて危険な奴だった。


 4層はやっぱり4層だけのことはある。

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