やっぱりドロップで手に入れたい
[熊野ダンジョン]は2週間後の木曜日から一般公開が始まるらしい。
是非ともオープン初日から入りたいものだ。
ここ[富士ダンジョン]には後4、5日滞在して、一旦家に帰ってゆっくりして、オープンの前々日くらいから熊野に行くことにしよう。
と言うことで、残りわずかだが、富士ダンジョンを満喫しよう。
まずは売店だ、売店。
「すみません、これが付けられそうな柄はないですか」私は槍の穂先を手に持ち尋ねた。
「この辺が槍の柄です。どれも10,000円になります」売店の方が手を向けたところに、3本の槍の柄が立てかけてあった。
その横には私が持っているのとは形の違う穂先が5つ置いてあった。
私が持っている穂先は普通に真っすぐの、やや小振りなものだが、置いてあったのは、反しが付いていたり、横から鎌が出ていたり、また、槍ではなく鉾の先だったりした。
昨日検索していて知ったのだが、穂先と柄とのオス・メスの組み合わせで槍と鉾は違うらしい。柄に穂先を差し込んで取り付けるのが槍で、柄に被せて取り付けるのが鉾なのだそうだ。
穂先の置いてあるさらに横には鉾用の柄も4本置いてあった。
このあたりは全部10,000円だそうだ。
しかし、槍はそもそもそんなに持ちたい得物ではない。
{これに10,000円は、あんまり払いたくないなぁ…どうせなら、こっちのノコギリの方が欲しい}
槍・鉾コーナーの反対側には、鋸や金槌や錐などの工具系が売られていた。
「この工具類は市販品なんですか」私は尋ねた。
「いえ、ドロップ品ですよ」と売店の方が答える。
一通りの工具類が売られていた。
ネジとか釘もある。
トレントの木材とか使って、なんか色々と作れそうだ。
{錐と釘があれば、なんとかできるかも…}
グルっと売店を見て回ると、欲しいものがいっぱいある。
やはり買うのではなく、ドロップして手に入れたいものだ。
私は錐と1寸くらいの50本入の釘を買ってダンジョンに入った。
例によって2層の宝箱を開けてニセ薬草を2束手に入れてから3層まで降りて、真西に進み、森に入る手前で今日は[魔法のステッキ]と[ショートスピア]を作ろうと思う。
ここまでに倒したモンスターとドロップはゴブリン、ゴブリン、インプ、スライム、ゴブリン、インプ、ゴブリン、スライム、スライム、ゴブリン、インプ、ゴースト、スケルトン、ゴブリン、コボルト、コボルト、スライム、マミー(包帯)、コボルト、コボルト、リザードマン、コボルト(ナイフ)、インプ(薬草)、ゴースト、スケルトン(細長い剣)、コボルト、ゴブリン、スライム(パウチゼリー)、キラーラビット(角)、グレーウルフ、グレーウルフ、キングスコーピオン(ハサミ)、マタンゴ、アーマーアントだ。
スケルトンがドロップした細長い剣は多分[レイピア]と呼ばれる、フェンシングみたいに突き刺して闘うやつだろう。
私が使うと折ってしまいそうなので、これは売ろうと思う。
キングスコーピオンがドロップしたハサミは、まさにダンジョンに入る前に売店で2,000円で売っていた、欲しいなぁと思っていたうちのひとつだ。
ナイスドロップと言いたい。
手袋はさすがに市販のハサミで切ったが、ローブのリメイクの皮とかは頑張ってコボルトのナイフで切っていた。
何気なくだが、材料だけではなく道具もなるべくダンジョン産のものを使うほうが、性能とか補正とか効果が違う気がするから、次回から皮とかを切るときはこれを使う。
アーマーアントは森に近づいた時に森の中にいるのが見えた。
{釘をスリングショットで飛ばせないかなぁ…}
と思いつき、釘をはさんでスリングショットのゴム(舌)を引いてみた。
{角や牙より真っすぐに飛ぶイメージがわかない ^_^;}
[メタル]で作った鉄の玉は真っすぐに飛ばせるのだが、キラーラビットの角やグレーウルフの牙はなかなか上手く飛ばせない。
釘はさらに飛ばしにくい感じがした。
次に思いついたのは、
{この釘、魔法で弾に変えられないかな?}
だ。




