鬼鹿の角が欲しい
ナイフはキラーラビットの胴体に命中して刺さった。
シミターは手前の地面にグリップが当たり、上手い具合に刃がキラーラビットの方に向かって倒れて当たった。
続けざまに鬼鹿に目掛けてもう一本のナイフと斧を投げた。
ナイフは当たったが刺さらなかった。
斧は鬼鹿が角ではじいて避けた。
向かってくるキラーラビットの跳びこみ頭突き攻撃をモーニングスターと短い棍棒でガードして、鉄球を一回しで鬼鹿がくる前にキラーラビットは消えた。
魔石と刺さっていたナイフと角が残った。
鬼鹿が突進してくる。
私はモーニングスターを左から右に振り、鬼鹿の角に鎖を絡ませて、鉄球の勢いで首を曲げさせ、左手の棍棒であいた頬を殴りつけた。
そのまま、 2発、 3発と頬を殴る。
鬼鹿が首を戻して、角を私に突き刺そうと向けてきた。
モーニングスターは鬼鹿の角に絡まっている。
私はモーニングスターを手放し、鬼鹿の角を避けながら、キラーラビットに刺さっていたナイフを拾い鬼鹿の後ろ脚のつけ根の辺にバックハンドで突き刺した。
次にもう一本のナイフが落ちているところまで走って拾い上げ、振り向きざまに鬼鹿に向かって投げたが、これははずれた。
次に斧が落ちているところまで走って拾い上げ、これまた鬼鹿に向かって投げた。
鬼鹿はまた角で弾こうとしたが、今度は斧の刃が背中に当たった。
さらに私はシミターを拾い、左手の棍棒で鬼鹿の角をかわしながら、首、前脚、首、首とシミターを振った。
鬼鹿が体制を崩して倒れた。
シミターを振り続け、鬼鹿をダンジョンに還した。
{来い! 角っ!}
……… 出ませんでした(;´∀`)
魔石と散らばったナイフとか斧とかモーニングスターを拾って[隆聖号]のところまで戻った。
「ふぅ ;´∀`;´∀`;´∀`」
HP が 2 下がって 25 になった。
前なら、4 くらい下がりそうな大立ち回りをしたが、-2 で済んでる。
STR VIT AGI に 1 2 2 振った効果だろう。
{少し休もう}
私は椅子を拡げて腰掛けた。
水をひと口飲んで、スライム産のパウチゼリーをひとつ飲んだ。
ピコーン!⤴と HP が 26 に上がった。
{よし、座ったついでに、ここで薬草とニセ薬草を煮こう}
私は 2層でドロップした棍棒を買い取り窓口に売るときより細く割って、そのうちの1本をフェザーにして火をつけた。
調理セットに付いていた五徳付焚き火台で元棍棒の薪を数本燃やし、ニセ薬草用の鍋に水を入れて、そこにニセ薬草を一束、ハサミで切って、さらにグラインダーで細かくして入れた。
{もう一束くらい入れた方が良さそうだな}
ニセ薬草、一束追加。
キラーラビットの角を 3個、グレーウルフの牙を 1本入れて火にかけた。
こちらは放置してしばらく煮詰める。
調理セットに付いていた方の鍋にも水を入れて、こっちはカセットコンロで沸かして薬草を一束入れる。
薬草を煮いている途中にキラーラビットが突進してきた。
モーニングスターではたき倒した。
キラーラビットは肉をドロップした(ナイスタイミング!)。
薬草を取り出して、お湯を捨て、今度は油をひいて、さっきのニセ薬草用のハサミとは別のハサミで薬草を適当な長さに切り、キラーラビットの肉と一緒に炒める。
と、すぐそばで大ムカデがリポップした。
{あっか〜ん\(×o×)/ 落ち着かん!}
取り急ぎカセットコンロの火を消して、大ムカデに斧を投げた。
斧は上体を起こそうとした大ムカデの頭の少し下ら辺の胴体に刺さり、大ムカデはそのまま後ろに倒れていった。
すぐさまモーニングスターを手にとって、倒れた大ムカデに 5回転、鉄球を打ちつけてダンジョンに消えてもらった。
薬草とキラーラビットの肉は予熱でいい具合に火が通っていたので、塩胡椒して、少し醤油もかけて美味しくいただいた。
大ムカデと闘って 25に下がっていた HP が 28 に上がった。




