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忘れてないよ

{えっと… 巻物が出た よ、、}


「ヨシ、帰ろう(ー_ー)」


 私は一旦巻物のことは置いといて、撤収を開始することにした。

 2層に上がる階段までにメダマー 1、キャタピラー 1、フロッガー 2、スライム 3を倒した。

 キャタピラー(イモムシのモンスター、キャタピラーと呼んでいる人が多い)は初エンカウントだ。

 大ムカデみたいに上体を起こして襲ってくるのかと思ったら、シッポの方を振ってきたから避けられなくて攻撃を受けてしまった。

 やたらと舌攻撃をしてきた方のフロッガーが、その舌をドロップした。

 スライムもゼリーをひとつ落とした。

 MPが 2になった。


 2層に上がる階段に向かう別の探索者がいたので、ゆっくりと歩いた。

 向こうもこちらを見て、歩をゆるめた。

 お互い、どうぞどうぞ状態だ。


「どうぞお先に」とすすめられたので、


「オークがいたら倒すの手伝っていただけませんか?」とお願いしてみた。


「あ、はい、いいですよ」と了承を得たので、先に発って上がる。


 案の定オークがいたので私がモーニングスターでタゲをとる。

 後から上がってきた探索者が、斧でと背後から攻撃してオークを沈めた。

 魔石だけが残った。


「ありがとうございました」と私。


「それ、いいですね」と、その探索者は私のモーニングスターを指さして言った。


「はは、ここのオーク産です」と私は魔石を拾って、ウエストポーチから、半分くらいの大きさの魔石を探して、

「これでどうでしょう?」と差し出した。


「いいですね、、あ、石もこれでいいです。

 俺の斧も一応ここのオーク産なんですけど」とその探索者。


 彼も外に出るために上がってきたようなので、必然的に同じ道を戻ることになる。

 一緒に戻りながら、そこからは代わり番こに出てきたモンスターを倒した。

 途中、彼がナイフを、私は棍棒を手に入れた。

 水晶玉の間に着いたときには HPは 4まで下がっていた。

 レベルは 3のままだった。


 あ、巻物のことは忘れてません。

 でも、もうちょっと置いといて、とりあえず、一度出ます。


 買い取り窓口で魔石を換金する。


 そして、聞きたいことを一通り聞いて、試験管(毒)だけ売って、「後で棍棒を割って薪にするので、それを買い取ってください」とお願いした。


 買い取り窓口で聞いた内容は、


 まず、試験管(毒)だが、窓口の人は[毒壺少]と呼んでいた。[大中小]の[小]ではなく[多い中くらい少ない]の[少]だ。

 同じ大きさの試験管で中身の量が違うものがあるらしい。

 さらにもっと毒々しい色の[多い中くらい少ない]もあり、買い取り価格は高い方から、3,000円 2,500円 2,000円 1,500円 1,000円 500円だ。

 フタははずれないらしく、私が使ったようにモンスターに投げつけて使うのが正解のようだ。

 ポーションケース同様、売店で毒壺ケースが売っているので、またドロップしたとき用に買っておこう。


 次にキラーラビットの肉とパウチゼリーだが、買い取り価格は 250円と 100円だった。

 自分で食べようと思う。


 牛革は 2,000円だった。

 売ろうかと思ったが、舌の説明を聞いてちょっと考えた。


 舌は角とか牙同様、使い道を模索中のアイテムらしい。

 買い取り価格も同様に安い。

 一応、角 10円 牙 20円 舌 50円だ。


 舌はゴムのように伸びる。なかなか強力だ。

 これを引っ張ってみて、ふと、あの鹿の頭のはく製を思い出した。

 あの鬼鹿の角とこの舌とで[スリングショット]が作れないだろうか!?

 もし、それができたら結構な数ドロップする角とか牙とかを弾丸代わりに飛ばして遠距離攻撃できるんじゃないかと。


 なので牛革も素材として持っておこうと思った。

スリングショットの弾丸をはさむところの部位に使えそうだ。

 ナイフのケースとか、斧の刃のカバーとかも作ろうかな…


 魔法の巻物の買い取り価格は一律 50,000円。

 何層で出ようが買い取り窓口では判断つかないので一律だとのことだ。

 まぁ、これは自分で使うので売らない。

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