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森の奥へ

 森での戦闘を数日こなし、レベルも上がったので森の浅い所から徐々に深い所に探索場所を移していった。森は深いところに移動すればするほど新たな採取品が増えていく。また、今までは魔物の討伐部位ばかりで食材としてはあまり使われていなかった部分にもおいしい部分があると鑑定で判ったので、部位毎に必要な部分を切り分けていく。討伐→解体を繰り返した為、解体スキルを取得しレベルもどんどん上がっている。レベルが上がることで解体と鑑定が同時使用でき、どの魔物のどの部位がどんな食材になるか、食材に向いている調理名などがわかるようになった。これはたぶん、俺が地球出身なので、この世界にない調理方法などを知っている事で出てくるのではないかと思う。


 森の中での戦闘は多く、アイテムボックスを持っているので討伐証明や解体した食材がどんどん増えていく。採取品も植物以外にも鉱石なども見つける事が出来ている。


 「おっ、この鉱石って、剣の素材になるみたいだな。しかも結構いい剣が作れるみたいだぞ。」


 鑑定で黒鉄石となっている鉱石を広い悠里に見せる。


 「ふ~ん、そうなんだ。これって数あれば京さんの剣とかも作れるのかしら?」


 「そうみたいだな、でも俺には鍛冶の技術がないからどこかに持ち込んで作ってもらう感じかな?」


 「そうよね。でもちょっとまって、私の魔法とかで鍛冶が出来るようになるか、構造変更が出来る魔法とかが作れるかもしれないわね。ちょっと色々試してみたいわぁ。」


 「できそうなら、悠里のほうで持っておくか?俺はこのくらいあれば剣なら作れるみたいだから、少し悠里に預けておくから、試してみてくれないか?」


 「りょ~かい!まだどんな感じになるかはわからないけど、色々やってみるわね。」


 悠里に少し鉱石を預け、残りをアイテムボックスにいれて先に進んでみる。この先は森が開けており、先に川が見える。


 「川が見えてきたぞ、とりあえず川に着いたら休憩しようか。」


 「そうね、うろうろと森を歩きつ続けてちょっと疲れたわねぇ。」


 俺は悠里に水と携帯食料(カロリーメ〇ト)を渡し、石に座って一息ついた。


 「この辺りまで来たらもう少しで森の奥になるようだぞ。俺のマップで見る感じだと、川を越えた先が森の奥になっているな。


 「じゃあこの先は魔物ももっと強くなるのかしらね?今までも倒せないような敵は居なかったから私たちなら問題ないかもね。」


 「ダメだぞ、そんな事言っているとフラグが立ってまずい事になるから、あまり慢心するのはやめとこうぜ。」


 「そうね、なんの因果か転移とかしちゃってるくらいだから、フラグ展開なんかもあり得そうよね・・・」


 そうなんだよな、現実的にあり得ない事が起こってばかりだから展開も小説に近くなってもありえなくないよな・・・気を付けよう、俺は戦闘狂じゃないから、ゆっくりのんびりしたいだけなんだ。

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