第42話 vs.黄金機神・エルむにゃむにゃ
第七位階上位
《【探索クエスト】『楽園の鍵:氷天』をクリアしました》
氷天は獄峰と同様に、地獄の様な環境特性を持つ迷宮だった。
様々なエリアがあるのは氷原の迷宮と同じだが、それに比べて兎に角寒い。
人海戦術が上手く使えない以上、完全攻略にはやや時間を要する事となった。
そんな迷宮をささっと攻略し、辿り着いた最後のエリアには、獄峰同様に一種の強力な種族が徘徊していた。
名を『ヨトゥンの幻影』。
ボスは『ベルゲルミルの幻影』。
ドロップ品は、ベルゲルミルの鎖骨片。
例によって超強力なアイテムな為、しばらく封印である。
続いて、迷宮攻略の報酬を確認する。
氷杯や氷晶、各引換券に鍵、耐性、属性スキルは良いとして、武器は『蒼皇鏡界』と『蒼王鏡界』。
主に氷と水の属性魔法を吸収、反射出来る魔導具で、獄峰の鏡と同じアイテムである。
スキルポイントは15P。レベルも幾らか上がり、スキルポイントが大分貯まって来たので、そろそろ高級なスキルに手を出す事も考えておこうか。
では、次の機神、黄金機神・エルドラドに挑もうか。
◇
黄金機神・エルドラド戦の顛末はこうだ。
起動したエルドラドは、即座に浮かせていた12本の短剣を使い、黄金色の金属を纏った砂の人型ゴーレムを生成した。
レベルにして500相当のゴーレムに、それぞれ古参の子達が当たる様指示を出した所で、エルドラドは更にもう12本の隠し持っていた短剣を取り出し、12体のゴーレムを作成した。
そして、エルドラド本人は砂の中から現れた2本の湾刀を装備し、ゴーレム達は己から発生させた、黄金色の金属を纏う大きな砂の湾刀を装備した。
敵は合計24体のレベル500と、1体のレベル750。機神に関しては実質レベル800に届くほどの力がある事が分かっている。
対する此方の戦力は、レベル600弱の13体と、消耗したレベル500〜600の7体。
温存の為に積極的介入はしない予定の、レベル600〜700少々である4人。
後は、補助の黒霧と賑やかしのパフィ子達だ。
直接戦闘するのは24名なので、頭数だけ見れば相手の方が1人分多い事になる。
実際は、機神と相対したのがウルル、メロット、サンディア、ミルちゃんの4人で、それ以外がゴーレムを駆逐していたのだが。
エルドラドの切り札は、魅了による味方の支配だったらしい。
相対したのが魅了効きません魅力知りませんのメロットや、僕の属性魔力の影響が強い3人で無かったら、或いは一騒動あったかもしれない。
結局何も無く、単に凄まじく強い機神とその配下の高い戦闘技能を持つゴーレムを討伐し、エルドラド戦は終了する運びとなった。
……まぁ、程々にちゃんと苦戦は……まぁ、出来たと言う事で。
報酬は、エクストラ評価に『魅了完封』があった事もあり、スキルポイント17P。ロジックポイント34P。マナ貨幣1,000万。
武器その他が、『神代片刃』『無尽砂丘』『黄金郷の妖美』『黄金都市・エルドラド』。
『流砂の底:引換券』に『オリハルコンのインゴット《大》×10』。『絶対強者・エルドラド』理論結晶の『砂塵兵団』外装『黄金の月』。
スキルは、『双剣術×5』『双魔剣術×2』『双聖剣術×2』『操砂魔法×8』『魅惑×5』『蠱惑×2』『妖艶×5』『嬌艶×2』『傾城傾国』『魅惑耐性×3』。
新たに解放された迷宮は『塵渦』。
武器の能力は、『神代片刃』が装備者の劣化コピーゴーレムを作る短刀。
『無尽砂丘』が血刃や影刃と同じタイプの浮遊球体。
『黄金卿の妖美』がエルドラドと同じタイプの美女に変身出来る黄金の腕輪。
『黄金の月』は、大きく湾曲した二本の剣で、『砂塵兵団』は砂でゴーレムを生成する魔法だ。
機神狩り、このままもう一体行けそうだが……安全第一でこれにて本日は終了である。
……地上には吸血鬼の軍勢やディアリード率いる悪魔の軍団がいる。
万一に備えた温存は必要だよね。
総合的に今回入手した星珠は、『天命の星珠』『旋律の星珠』『豊穣の星珠』『氷獄の星珠』『黄金の星珠』。
残りの機神は、『海世機神・ニライカナイ』『闘天機神・エリュシオン』『闇界機神・アガルタ』『極光機神・パラダイス』『幻想機神・ユートピア』『聖戦機神・アヴァロン』の6体。
早ければ明日中に片付くだろう。
差し当たって、今夜は入手した都市の改造と、上位迷宮の掃討に注力しようか。
強力な魔物がわんさか湧く大迷宮が6つもあるし、リポップがかなり遅いとはいえ一晩あればかなりレベル上がるんじゃないかな?
第十二節:第一項、機神狩り・上 ——完





