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【書籍化】錬金術師ユキの攻略 〜超天才美少女(?)が、世の理を解き明かし塗り替える!〜  作者: 白兎 龍
第一章 Another World Online 第十二節 楽園の守護者の攻略

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第16話 獄峰の攻略報酬

第七位階中位

 



 先ずは入手アイテムの確認だ。



 ダンジョンマスターの追加報酬は、獄峰の引き換え券とヒヒイロカネの鉱脈。


 ……獄峰もう一個作る意味あるの? と思わない事も無いが、折角だからこれを初心者向けに改良してマレビト招致の材料にしよう。


 鉱脈の方は、流石に戦略的価値が高過ぎるので、僕が頂いておく。



 おそらくクランマスターの追加報酬と思われる火晶の種は……結晶質の種? で、十分に育てると火の純結晶が生る木になるらしい。

 パッと見た感じ、魔力を吸収してそれを火属性に変換し育って行く様なので、元々火属性魔力で溢れている場所の方が早く育つだろう。


 無い場所に植えた場合は、木が放つ火属性魔力によって周囲の環境が多少変化する物と思われる。



 緋妃鏡界と緋姫鏡界は、どちらも同じ性質の魔道具だ。

 綺麗な丸い鏡には火を思わせる装飾が施され、宝珠と同様に浮遊して付いて来る。


 能力は、火属性の魔法を自動で吸収し、任意のタイミングで放つ事が出来ると言う物で、妃と姫の違いは許容量だ。

 妃は姫の上位互換で、同じような物が2つある理由は、獄峰の攻略報酬が多人数を想定した物だったからだろう。



 火杯は、火晶の種同様に火の純結晶を生み出す杯だ。

 謎の赤い液体に見える何かが満たされた杯の中で、一日一個の純結晶が生み出される。


 中々に美味しい報酬である。



 楽園の鍵とやらは、そのまま鍵の形をした鍵だ。

 12個集めたら何か起きたりするのだろうか?



 これらの他に、獄峰で出た魔物の無数の素材や、獄峰に隠されていた火属性金属の鉱脈。様々な場所に設置されていた自動補充型の宝箱や各ボス討伐の宝箱から出た大した事の無い魔道具類等。

 戦果としては今までの比では無い。


 特に、レベル300以上からの魔物素材は色々と良い使い道があるので…………まぁ、僕が弄りたいのは山々だが、黒霧やルカナ、テリー等に任せよう。

 なに、失敗しまくっても獄峰で採取すれば良いだけの話だ。


 特に良質な素材は、獄峰の迷宮の主(メイズボス)、レベル600の『スルトの幻影』からドロップした、『スルトの橈骨片』。

 僕の身長程もある真っ直ぐな骨、と言うか金属の様な物質の欠片だが……その格は天帝竜の竜角にも匹敵する。


 今の所ボスはリポップしていないので、そのドロップ率が如何なっているのかは分からないが、幻影倒して本物の欠片が手に入るのは……もしかすると初回だけかもしれない。


 凄まじい火の力を秘めた骨は……流石に黒霧では荷が重いだろうから僕がやるよ。


 何に加工しようかな? やっぱり大剣か、剣にして4本作るか、更に分解してナイフを沢山作るのも良いかも知れない。

 ……と、色々妄想したい所だが……折角だから錬成で無駄なく大剣にして、紅騎士君にあげよう。


 彼はその身に火の宝珠を取り込んでいるし、アトランティスとの戦いで最も成長した。

 武器を扱う技術も……僕から見ると十分とは言えないが、必要十分には扱える力がある。


 彼に持たせるのが正解だろう。



 他にも、ギガフレアスバーサと言う炎系トレントの亜種と思わしき大樹や、ラルヴァレパーノと言う像頭巨人等の副ボス級から出た素材アイテムも中々に強力だったので、炎騎士のラダーとかに装備を作ってやろう。



 さて、次は配下の子達の確認である。



 レベルは、人数が増えたにも関わらず大きく上昇した。

 それだけ獲物が良かったのだろう。


 攻め込んだ人数が多く質も高いので、特に怪我人は無い。

 これならいつでも機神狩りに向かわせられるだろう。


 中にはレベル限界に到達してしまった子達もいるので、早めにチームを選抜して苦戦を経験させる必要がある。


 差し当たって……十分な余力がある子達には獄峰での狩りを続けさせるとして、獄峰は辛いが他なら活動可能と言う子達には他の迷宮に行って貰う。

 それ以外の子等は休憩と言う事にして……機神は今夜狩ろう。


 幸いと言っては何だが、今年は各分家の優秀な長女達が集まっているので、ユミ隊長とミユ副隊長の指揮の元、若年グループには十全以上の働きを期待出来る。

 僕は一応、不備がないかの念の為に個人で活動するが、そうそう下手な事にはならない筈だ。


 ……それに、明日の謁見は昼からだし、最悪僕がいなくとも問題は無い。


 今夜は徹夜で機神狩りである。



 ざっと確認を終え、武具作りの手筈を整えた所で、そろそろログアウトの時間だ。


 現状僕が一番気になるのは、森の塔を回っている筈の鈴護両親と御老人方。


 流石に広い森の中へ飛び込んで一々塔を回って探すのも面倒なので、リンカちゃんに頼んでカー助を貸してもらおう。



 それじゃあ——



「——クローズゲート」



 意識がブツリと途切れた——



 

 



 令和元年 1日目が過ぎました。


 今後もどうぞ、よしなにお願いします。



 

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永遠未完『魔物解説』……ネタバレ含む。

よろしければ『黒き金糸雀は空を仰ぐ』此方も如何?
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