表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【書籍化】錬金術師ユキの攻略 〜超天才美少女(?)が、世の理を解き明かし塗り替える!〜  作者: 白兎 龍
第?章 Another Chronicle 第一節 叛逆の追憶記

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

553/1580

第48話 vs.ヒドラ・亜種 二

第四位階上位

 



 6つある戦場の内、一番気になるのはオートマタ達の戦いだ。

 場合によっては切り札を切る必要があるだろう。



 早速クラウの視点から戦いを見てみる。





 クラウは、後方で妨害に専念していると思いきや、その実は蛇の胴体まで単独で突き進み、その体に糸を巻き付けていた。

 編まれて縄となった無数の糸は、体の都合上殆ど動く事が無い蛇の根元付近から始まり、今まさに動き回ってドールやオートマタ達と戦っている頭の方へ結構な速度で拘束して行っている。


 一本一本は大した事の無い拘束力だが、数が揃えばこの大蛇の動きを制限する事が出来るだろう。



 所変わってリーン視点。


 リーンは味方全員に『能力増強(プラスパワー)』の呪文を掛け、味方の戦闘力を大幅に向上させてから、必殺技の装填を始めていた。

 杖の機構を使い、『聖なる光(ホーリーレイ)』を発動直前の状態で待機させていく。


 これを10個程貯めて射出すると、最上級魔法『神聖なる光(ディバインレイ)』になるのだ。



 程なくして、完成した必殺技は放たれる。



 迸る白の閃光は、ロニカの結界により動きを止められた大蛇の頭を貫いた。


 浄化されて所々白化した大蛇は、鱗がボロボロになりながらも光線を耐え抜き、ロニカの結界を破壊する。

 そのまま口腔に魔力を込め、リーン目掛けブレスを吐こうと口を開き——



 ——セロの黒刀が蛇の頭を切断した。



 脆くなっていた鱗は斬属性の刃を弾く事が出来ず、刃は容易く蛇の頭を切り裂いたのだ。


 重い音を立てて地面に倒れた大蛇。

 その首からは夥しい程の血が溢れ出し、次々と蛇の魔物を生み出していく。


 落ちた巨大な頭も、完全に浄化されていない為、少し弱体化したジャイアント級の蛇となって動き出す。

 大蛇の頭部は恐ろしい速度で再生し始め、このままでは直ぐに大蛇が復活してしまうだろう。


 手助けした方が良いかと思った次の瞬間。

 ロニカが再生を始めた首に清浄結界を張った。


 途端に首の再生が遅くなり、其処へ聖なる光が次々と降り注ぐ。


 首が治らない為に溢れ出る血液は、僕の浄化結界とロニカの清浄結界、リーンの聖属性攻撃により浄化され、出現する蛇はレベル10代の弱い者ばかり。

 セロやドール達は次々と蛇を仕留め、大蛇の首も再生と損壊が拮抗している。


 もう直クラウも戻って来るだろうし、オートマタ側は放っておいても問題ないだろう。





 天殻樹(スカラフ)側は、天殻樹(スカラフ)の能力により、山岳地帯が強引に森へと変えられていた。


 無数の大樹が折り重なり、大蛇を完全に拘束している。


 大蛇の頭部は、見るも無残なミンチになっており、下手人である天殻樹(スカラフ)の分霊体はニコニコと微笑みながら高密度かつ巨大な木のハンマーで執拗に大蛇の頭を粉砕している。

 飛び散った肉片や血液は次々に蛇へと変じて行くが、強い者は精鋭のドール達に、弱い者は即席のプラントゴーレム達に殲滅されて行く。


 天殻樹(スカラフ)は森を伝って森の魔力を供給されているので、魔力を大量に消費してこんな理不尽を実現出来ているのである。





 六属性プチゴーレムとクレヴィドラグのチームは、戦闘開始前に既に魔導鎧(マギステルアーマー)を合体させていた。


 クレヴィドラグや魔導鎧(マギステルアーマー)により、大蛇へ容赦の無い光の雨が降り注ぎ、間断なく降り注ぐ光の嵐が大蛇の体を燃やし尽くす。

 70匹ものクレヴィドラグによる光線や、最上級に匹敵する魔導鎧(マギステルアーマー)の光線連射を受けては、流石のヒドラでも再生力が追い付かない様だ。


 超高威力の光線はヒドラの血肉を蒸発させ、援軍が発生する事すら出来ない有様であった。





 ディヴァロアとティオロアの担当する首は、他の何処よりも哀れな状態だ。


 ティオロアの超重力が発生し、大蛇は自らの重量に押し潰されて満足に動く事も出来ず、ティオロアの重力球を受けて潰れた。

 想定通り、重力球には影響範囲が存在したが、大蛇の頭から胴体に掛けての十数メートルが真っ平らに潰れ、発生した蛇達も身動きが取れない間にクレヴィドラグによって撃破された。


 ディヴァロアさんは出番無しである。





 一番最後にヒドラの首を落としたのが、2鬼。


 途中白鬼が寝惚けるというハプニングがあったが、幸いにして直ぐに目を醒まし、その間にほぼ単独で格上と戦って死に掛けた赤鬼共々強制進化させた。


 その結果、南側のヒドラは赤鬼の手によって頭を引き千切られ、白鬼の手によって燃やし尽くされた。




 制御核(コントロールコア)による迷宮の妨害は成功しており、ヒドラの魔力回復スピードは程々に低い。


 皆にはこのままヒドラの魔力を削って貰い、最後のトドメは僕がやろう。



 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
▼▼▼販売サイトはこちらから▼▼▼
いずみノベルズ
予約受付中!

随時更新!『LDMワールズガイド』……ネタバレに注意!


永遠未完『魔物解説』……ネタバレ含む。

よろしければ『黒き金糸雀は空を仰ぐ』此方も如何?
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ