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聖人:織田信長録  作者: 斎藤 恋
元服前:吉法師

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第07話:今の側近紹介と明智光秀考察

そういえば、俺についてくれてる人たちについて言ってなかったな



何人かいるんだが、最初はこいつだろう


【池田恒興】今の名前は勝三郎だ。


「きっぽうしさまー」て言って可愛いんだこいつ。

乳兄弟だしな。


昔から一緒にいる親友みたいなやつだ。

精神年齢の差がありすぎて、どうにも孫を見ている気分になるんだがな……!



次は、【平手政秀】

織田家の家老にして外交責任者だ。


「吉法師様。次はこちらです。」って言って、次から次に課題を出してくる鬼教師だ。

お、俺はまだ八歳だぞ・・・?!む、むりこんなに入らないからーーー!!


・・・おっと、冷静さを欠いたな。



他は、【林秀貞】

こっちは、織田家の領地経営なんかの責任者になるのかな?

正直、そこまではっきり分かれてないから、俺の主観だが。



何度か会ったことがあるが、そこまで嫌われてはないと思うぜ。

こいつにはな。


こいつの弟は、ありゃダメだ。



「愚物」



この一言だけで言い表せるクズだ。

林の爺さんの弟じゃなきゃ、今の地位にはいられんだろうな。


そのうち何かやらかすかもしれん。




その他には、【青山吉宗】なんかがいる。

与左右衛門の爺さんだな。




基本的に、この3人が俺の傅役と近習である。




多分、爺さん連中からは評価高いから、史実の信長さんはすでに消えたと思うぜ。

ただまぁ、史実信長がやってたのって、自分の命を守るためってのもあったとか言われてるんだよなぁ・・・。



まぁこの可能性はないと思うけどな。

うつけだった方が命の危険あるだろ。



だって、バカな上司を上に置きたいか?普通。

有能な方を上司にしたいっていうのが普通の価値観だよね。




んで、ここからは少し、史実の織田家の継承権争いを考えてみよう。




要は、織田信長VS織田信勝だな



信長がうつけだったから〜云々とか言われてるけど、まぁ多分違うね。



予想だけど、これってば信長がどうこうというより、

親父の織田信秀の方針を継ぐか継がないかの論争だったんじゃないかな?ってさ。




◇彼らが受け入れにくい信秀の方針、その①


織田信秀は、信貞からの方針で津島なんかの商業街からの収益を抱き込んで経営してた。


その分、織田家は金持ちだったわけだけれど、

その分の文官への負担が増大してたってことでもあるんだ。



信勝の方に走ったのも、実際の領地経営業務に従事してた奴が多いしな。

平手政秀の爺さんは、最後、自裁したわけだけど


これは両陣営の手打ちに持っていくつもりだったんじゃないかな?

後多分、死病だったのかもしれない。



けれど、その後に信長のうつけ振りを止めるために自裁。

という噂が流れたことで、これが無意味になった



多分、そういう流れだったんだと思う。

これは、俺が今持っている情報からの予想。



継承権争いの時の信長陣営って、なんか母衣衆のやつが多い印象なんだよなぁ・・・

信長の警護役や側近がついていっただけ、っていう可能性もあるっちゃある。



けど、それだと林の爺さんが信勝側に移った理由がイマイチな・・・。


後、誤認してるやつがいるかもしれないから言っておくけど

柴田勝家は武人だけど、武芸だけしかできないよな単純バカじゃないぞ?



あの人、領地経営の手腕も格別だし、文武両道の人だからな?

そこいらの凡人とは比べられんよ。


現代でいうなら、下請け工場の監督官レベルから、小さいグループ企業体の中堅会社社長にまで上り詰めたようなもんだぞ?

んで、全盛期は、トヨタみたいな大グループ企業の一角を担うまでになた人なわけだ。



無能のはずないわ。


佐久間とは違うのだよ

佐久間とは。



史実であの人が任された領地見てみろや。

越前と加賀だぞ?


あの一向宗が荒らしまくった土地。

しかも、前任者は反乱にあって死んでる。



あの前任者への反乱も策略だったっていうやつがいるが

どうだかねぇ・・・


地に潜った敵対勢力の洗い出しには使えたかもしれんけど、

結局、織田家への反抗心は伸びるばっかで折れないじゃん、アレだと。


そこのところをわかってない人間の考えだよね。



裏切り者を殺させれば溜飲が下がる?

いや、農兵はそんなこと考えんでしょ。


農兵からすれば、農地を荒らした奴は全員敵ですぜ?

となると、溜飲を下げるのは国人領主か残党だけだろうな。


んで、ついでに言うなら、溜飲を下げたところで行動は止まらんよね?

そのまま織田も追い出せ!っていう動きになるに決まってる。



共通の怨敵を殺させればまとまらないだろうって?


ないでしょ。

そりゃ、最終的にはばらけるかもしれんけど、織田っていう脅威がまだ残ってんじゃん。



詰まるところ、この策略は破綻しか見えないんだよね。

だからまぁ、殺させたっていう可能性はあるかもしれんけど、それは統治遠易くするためじゃないね。



邪魔な旧勢力を早いうちに一掃するためでしょうね。

柴田勝家に対する土産でもあったかもしれん。


まぁ、経歴見るにそこまで無能じゃないから邪推だと思うけど。





〜ぐだぐだ語り〜


織田家が畿内で大勢力になった時の各軍団長の評価だけど

あまりにも差があり過ぎて微妙な気分になるんだよね。


いわゆる、戦国シミュレーションゲームでの能力値ね。



正直、明智光秀の能力高過ぎ。



明智光秀は外様だぜ?

濃姫の親類?


親類だから能力高いわけじゃないし、そもそも織田家に来たのはだいぶん後だからな。


足利義昭の使者としてやて来たっていう話があるけど、

この人、斎藤義龍に追放されてるからな。


其の後、朝倉の下っ端(寄寓)として仕えてるわけ。



というか、当時、斎藤義龍と敵対関係だった織田家に来てない時点で、

何か思うところがあったでしょ確実に。




だって、明智郷の場所は美濃の東側。

どう考えても、朝倉の領地より織田の領地の方が近いんだよね。



後、朝倉で評価されてない。

まぁ、だからこそ、朝倉陣営は組織的流動性のない無能集団だった、みたいな論法になってるんだけど・・・。



そもそも、斎藤家と朝倉家は道三の時代からの敵対関係である。

土岐家を追放した時に攻め込まれているしね。


六角、朝倉、織田。

この三家を追い返したことで、斎藤道三はその立場を確かなものにしたからね。



そんな家の人間が丁重に扱われるはずないよね?

ましてや、“東“美濃。



寄寓きぐうの立場でも置いてもらえてるだけ、評価されてると思う。

だって、飼ってても朝倉の家になんのメリットもないもんな。



彼自身は、これだけの能力があれば使ってもらえるだろう。

みたいな、楽観があったのかもしれないけど。




まぁしかし、この選択も間違いではないからなぁ・・・

実際有能ではあるし。


俺なら使わないけど。



⭐︎簡単な経歴

斎藤家から朝倉家へ。

その後、朝倉家で冷遇されていた足利義昭に接触、仕官

その流れで、幕臣たちの部下として各地へと行き、織田信長の目に留まる。

んで、織田信長に仕官、軍団長として采配を振るう。



この経歴だぜ?

朝倉家でも織田に仕えてからも、仏僧や公家連中との関係を深めてる。

多分、幕臣からの評価も高かったんだろうな。



完全に、狙いが京都だよなぁ・・・

そりゃ、追放後に尾張に来ることないわ。



俺が当主となった後にこいつが来ても、多分雇わないな。

こういう文武両刀みたいなやつは、信用おける人間だけでいいのよ。


信用おけないやつに両方を担当させるとかないワー



だって、成り代わられて終いじゃんね?

だから、秀吉が来ても、両方の分野で使うとかはせんよ。


無駄だしな。



戦国時代の組織構造そのものが無駄極まりないから改革しなきゃなんだよね・・・

そのためには、国人領主たちにはバンバン反乱起こしてもらわないといかんのよ。


こっちのタイミングでね?



だから、今は林や青山、平手の爺さん‘sたちには可愛い孫みたいに媚び売っとかないとなー

ケケケケケ

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