67話 アリス
67話 アリス
私は商業都市フーラを陥落したその日にレナから面白い物を見せてくれると言われて、レナの転移魔法で転移する……
恐らくどこかの町や村の牢獄だろうか……其処彼処に腐敗臭がする場所だった……
(なんかこの時点で嫌な予感しかしないだけど……あ、あれって昼の勇者達だよね……うわっ、なんかデカイ虫にガッチリホールドされてる……ふふっ、私を可愛がってやると言ってだけど…それも出来ずにレナの玩具にされてるのはウケる……)
そこには昼間に私が生け捕りにしてレナにあげた勇者とレナが生け捕りにした勇者が虫に抱きつかれていた……
「ねぇ、レナ面白い物を見せてくれるって言っていたけどコレ?」
「そうですよ……まあ面白いのはこれからですが…彼らを拘束しているのはゴキブリでして……」
(ゴキブリか……前世の記憶があるからキモイだよね………)
ゴキブリのお尻から棒が勇者のお尻に刺さっている…その棒がモコモコ動いて体内に何かを流している……
(ん、あれって……なんか映画とかDVDで見た事あるな……も、もしかして…レナが見せたいものって………)
「ちょっと…もしかしてマジで!レナこれは無いわ……マジで怖い…帰ってもいい?」
「えぇ?そんな……せっかくルナ様の記憶を漁ってアリス様に懐かしい物を見せようとしたのに…ゴキブリの卵鞘を体内で孵化させてるんですよ……まあまあ、もう少しですから…」
(やっぱり!レナはルナお姉ちゃんの記憶を読む事が出来る……絶対あの宇宙の地球外生物と闘う映画だ……私は苦手な分類だ……)
私は逃げようとすると、レナが腕を掴んでを捕まえる……勇者達のお腹がモコモコ動く……
「あ、ああ…助けて…中から何が出て……」
[グチャ!グチャ…グチャ…]
「ギャアアアーーー!!いだい!痛い!誰か!ギャーー!」
勇者達のお腹が破裂してゴキブリがわんさか出てくる……さらにゴキブリ達が勇者達を食べていく…
[ボリ…ボリ…グチャ…グチャ…]
地下の施設なので虫が人を食べる音が反響する…
(映画よりエグい……なんてものを見せるんだこの女……)
「ゴメン、レナこれは無いわ……ちょっと気持ち悪い……オェ……」
私は軽く吐く……人殺しをかなりしたが、ここまで酷い殺し方はした事がないからだ……落ち着いたら私はレナを怒った……
「レナこれはダメよ!個人で楽しむなら良いけど他の人を巻き込むのはダメ!苦手な人もいるんだから……後貴方ここもダメよ腐敗臭が酷いもん、お姉ちゃんにバレるかもしれないし、お姉ちゃんに臭い女だと思われるわよ……」
「えつ!それはマズイです……ルナ様にバレたり嫌われるのは……うぅ、この場所はお気に入りだったけど…廃棄します…でも慣れてしまったのでそんなに腐敗臭しますかね?」
「えぇ、ここは酷いわ…もっと風通りのいい場所にするとか遊び場は考えなさい……」
レナは私に怒られてシュンとしていた……
ユエルの私の国の統治は最初に多少の混乱があったが問題なく進んだ……その問題とは…
商業都市フーラの生き残りの15歳ぐらいの男達が何人かで抵抗したのだ……結局スケルトン兵に捕らえられて公開処刑をする事にした……
やっぱりこういう時は、逆らえばどうなるのか分かりやすい方が統治に役に立つ……皆んなが観れる様にしようと思い、私は魔法で土魔法でコロッセウムを作る……あの有名な円形闘技場だ…
観客は私の国の住民全てだ……今やキリヤ人は5千人を超えて、アレフ人の奴隷達は1万5千人程いる……
(アレフ人は最初の頃に比べると減っていた……キリヤ人が今までの復讐で殺したりしているらしい……まあ、ユエルが殺しをしないようにと言っていたり、外でアレフ人の女を犯さない様にと法律を作ったらしいが、隠れてやるのはしかない事だとおもう……)
約2万人の観客が見ている円形闘技場の真ん中に私が立っていた……私の前のゲートが開く…そこには30名程若い男達が武装して出てくる……
男達は私を見て…
「魔王だ……クソ!終わりか……」
「どうすんだよ、お前がキリヤ人なら楽勝だなんて言うから話に乗ったのに…魔王に勝てるわけ……」
「死にたくない!どうすれば……」
そこにレナがバニーガールの格好をして現れる…
(あれ、多分ルナお姉ちゃんの記憶から再現したのか……以外とレナって、ノリノリにやるのね……)
「魔王アリス様の国民の皆さん!初めまして私の名前は魔王レナ!今回のバトルの解説をしようと思います!ますば、今回せっかくアリス様の温情で生かされていたのに、暴動を起こした愚か者達!」
レナが光魔法で男達を空から照らす……男達は戸惑っていた……
「そして!その愚か者達を自らの手で嬲り殺しにするアリス様です!!さあ、もうすぐに始まります!キリヤ人は楽しんで下さい、アレフ人は自分の立場をこれで分かってくれたら、アリス様はきっと感謝するでしょう…さあ!バトル開始です!」
[ドーン!]
空中で軽い爆発が起きる……バトルが開始される……私は30人ほどの対戦相手を1時間ぐらいかけ、致命傷を与えて回復魔法をかけ、また致命傷与える、それを繰り返して悲鳴や叫び声をあげさせて、キリヤ人を喜ばせてアレフ人の観客をドン引きさせた……
これで、今回奴隷になったアレフ人は逆らわないだろう……
やっぱり人を操るなら恐怖が1番楽だ……私は男達の死体を踏みながら手をあげる……観客は声援を私に向ける……
次はルナ編です




