時の果てのゆかぽん 設定資料【ネタバレ注意】
※本編の重大なネタバレを含みます。本編未読の方はご注意ください。
・時代設定
この物語の時代設定は今から何億年もたった『遠い未来』です。
『遠い未来』の話を書いてみたい、と言う発想は、実はもう何十年も前、小学生ぐらいの頃から持っていました。
ただ、その頃は『未来がすごいんだから、もっと未来はもっとすごい!』みたいな単純な発想だったと思います。
科学技術は『一方的にどんどん進歩する』と言うことを全く疑ってなかったわけです。
(尚、後述しますが『この物語』では必ずしも未来になるほど進歩している、という構造にはなっていません)
・世界の構成
この物語には『3つの勢力』が存在します。
【機械の国】
地球上の人類は既に滅んで、人類は宇宙に少数が生き残っているだけ・・・と言う時代背景となっているのですが、この『機械の国』は、地上で滅びた人類が残した機械が自ら新たな機械を作り、発展・進化させることを繰り返したという成り立ちになっています。
地球上の人類が滅びたのは宇宙に上がった人類たちのせい・・・という側面が強いため、彼らにルーツを持つ機械たちにもその怨念が受け継がれているわけです。
【魔法の国】
元々魔法を使える者たちだけが集まって作った国。
さらに彼らは代々、魔法の使えないものに対して『間引き』を行い、それを何億年も繰り返すことによって魔力を高めてきました。
彼らが結花たちよりもはるかに高い魔力を持つのはそのためです。
【宇宙コロニー】
『3つの勢力』と書きましたが、宇宙に点在するコロニーそれぞれはほとんど連携しておらず、厳密には別勢力とも言える存在です。
最盛期にはたくさんありましたが、現存している宇宙コロニーは7つとされています。
各コロニーの人口は数千人程度であるため、過去に築いた『高度な文明』を連続的に維持することが困難です。
なぜなら、あらゆるジャンルにおいて最先端の技術を維持するための技術者を常に確保し続けることが出来ないからです。
そのため、『新たな技術が開発されては、その技術は時代とともに失われていく』と言う状況を延々と繰り返すことになります。
尚、結花たちが住んでいるのは厳密には宇宙コロニーではなく、後述する『ダイソン球』の、かつて管理者だった者たちの居住エリアです。(結花たちは知らない)
・その他の重要な設定
【ダイソン球】
まだ地上に人類が生存していた時代に作られた、巨大な発電装置。
太陽全体を網目状の球体で覆う人類史上最大の建造物。
【ゲノム・アンカー】
人類を含むすべての生物には『環境に適応するために進化する能力』がある。
しかし、過酷の環境下で長い時を重ねる中で人類は『人類ではない別の生き物』に変化してしまう可能性がある。
それを防ぐことを目的に作られたのがこの装置。
人類が子孫を残す際に『人類から逸脱する遺伝子配列』を防ぐもの、とされている。
【アーク・ファルコン】
『ダイソン球』が完全に機能していた時代に作られた巨大ロボット。
結花たちの時代の技術者はこれを動かし、整備するのがやっとの状況であり、機能の多くは謎に包まれている。
当時の『ダイソン球』は人類にとって最重要な設備であったため、その拠点を防衛するために配備されたと考えられている。
【ヴァリアント】
『アーク・ファルコン』の機能の一部をこの時代の科学者たちが解析し、現時点の最大限の技術を結集して作られた巨大ロボット。
【エーテル・リアクター】
『機械の国』の機械兵の中から回収された、魔法少女から強制的に魔力を抽出する装置。
透明なカプセルに魔力を媒介するエーテルを満たした作りとなっている。
結花たちの使うものは安全性を確保した作りになっているが、機械兵に搭載されているものは『生命維持』と『魔力の搾取』を同時に行い続けるものとされ、生きている限り苦しみ続けることとなる。
【天翔ける翼】
『ゲノム・アンカー』に縛られず、過酷な環境に対応し、進化する力。
本来、あらゆる生命が持っていた力とされるが、現状でこの力を持つ者は限りなく少ない。




