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不滅の魔女様、VTuberになる。  作者: 猫好きのユリスキー
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第12話︰武将とゲーム配信①ゲーム選び


「そ…それでは改めまして!今回のコラボ相手は、私と同じ3期生の同期!武蔵野 玄冬(むさしの げんと)さんです!」


 玄冬さんが回復したのを確認してから、中断してしまっていたコラボ配信をスタートさせる。


「先程はすまんかった!歴戦の武将、武蔵野 玄冬だ。改めて今日はよろしくな」


・もう気にしなくていいよ

・よろしくな!ぎっくり武将!

・よろしく!

・初配信の時以来やな

・…セクハラするなよ?

・初のメルちゃん男性コラボか…



「あー…永遠(とわ)リスに一応伝えておくが、今日の永遠乃(とわの)さんと儂の配信はオンラインだからな。」


「はい、今日はお互いのお家で別々に配信してますよ〜。私も最近買ったお気に入りの椅子で寛ぎながら話してますし…」


 玄冬さん曰く、女性ライバーと男性ライバーのオフコラボは荒れる…って言ってましたけど…


・配慮してんの偉いぞ武将

・見直したわ

・この界隈には厄介な奴らもいるからな…

・あーー…ユニコーンか

・これはナイス判断


 どうやら、玄冬さんの考えは的中していたようです…セーフですね…!


「それでは、今回は玄冬さんが配信内容を考えてくれるとの事でしたが…」


・おっ

・今日は武将の考案か

・何やるんやろ

・武将の配信内容的に、やっぱりあれかな?


「おう!今日の配信では〜…」


「わくわく…」


・どきどき…

・何かな何かな


 永遠リス達と一緒に玄冬さんの発表を待っていると、パソコンに何かのメールが届く…えっ、これって…。



「儂の配信を見てる人ならお馴染みの、ゲーム実況をやって行こうと思うぞ!」


「あ…あの!玄冬さんのアカウントから急にゲームのソフトが届いたんですけど…?!」


 届いたメールを確認してみると、玄冬さんから何種類かのゲームが届いていて…


「あ…あの…これって代金とか…」


「配信内容を考えるって言ったのは儂だし、その分の代金ぐらいこっちが出すのが基本!永遠乃さんは気にしなくていいさ」


「げ…玄冬さん…!」


・男前やな武将

・孫にお年玉やるおじいちゃん?

・さすが孫×祖父

・本当に孫に甘いな…

・普段は有能なんだよなぁ…このぎっくり腰


「玄冬さん、ありがとうございます!」


 配信内容を任せたとはいえ、まさかゲームを届けてくれるとは思いませんでした…さっきは少し変な人だったけど、第一印象で思った通り、やっぱり玄冬さんは頼りになる人です!



「儂の行動で孫娘が笑ってくれとる…買って良かった…っ!」


・両者共めっちゃ笑顔ww

・武将は孫娘を喜ばせて嬉しい。メルちゃんはソフトが貰えて嬉しい

・綺麗なWinWinやなぁ…

・実の所は同期を孫娘と思い込む異常者だけどな…

・それは言わないお約束


「それじゃ永遠乃さん、何個かジャンル別々なの送ったから、やりたいの選んでくれるかい?」


 玄冬さんがそう言って私に選ぶように言ってくれるけど…



「あの…私ゲームをあまりした事がなくて…」


「あっ、そうなのか?」


「はい…少し前に使い魔がゲームジュニアって名前のゲーム機を買ってきてくれて、それを触ったのが最後ですね…」


 あれは楽しかったなぁ…と、私が頭の中の昔の記憶を探って、その時の楽しさを再度思い出している中…



「ゲームジュニア…」


・30年前以上やで…

・忘れてたけど、そういえばマジで永遠に生きてるんだったな…

・俺とか生まれてないぞ?

・永遠生きてるはずなのに可愛すぎるから頭が混乱するわ。

・マジでそれな


 コメント欄の永遠リスと、コラボ相手である武蔵野 玄冬は、永遠乃 メルトが本物の魔女であることを再確認して各々の反応を示していた。



「…なぁなぁメルトさん…、儂って敬語とか使った方がいいのか…?」


「えっ?…なんでですか?」


 昔の思い出に浸っていると、突然玄冬さんがそんな事を言ってきた。


「…いや、やはり何でもない。永遠乃さんが気にしないなら別に良いんだ」


・メルトちゃんはメルトちゃんだよな

・そうそう

・どれだけ生きてるかなんて気にしなくていいんだ

・可愛いは正義

・それは少し意味違くね?


「…?よくわかりませんけど、わかりました」


 玄冬さんは急にどうしたんでしょう…?コメント欄も少し妙な空気ですし…


「まぁ、それはさておき…ゲームやった事ほぼ無いなら、やっぱり簡単なアクションゲームとかか?」


・昔からあるモリオシリーズも良くない?

・操作方法わかりやすいしな

・初心者向けならレースゲームとかも有りかもアクセルとドリフトのボタン覚えれば行ける


「ん〜…そうだな…永遠乃さん、パッと見でコレ気になるな〜っての何か無い?」


 そう言われて、玄冬さんに貰ったソフトのリストにざっと目を通すと…1個だけ、他とのソフトとはパッケージの特色が違うソフトが目に入った。



「この…Pacifyってソフトはどんなゲームなんですか?」


・あっ…

・寄りにもよってそっち行くかぁ…

・まぁシンプルではある…

・でもなぁ…


「それか…えっと、…簡単に言うと、敵に見つからずに屋敷内の人形を集めて全て焼却すればクリア…ってゲームだな」


「ふむ…簡単そうですね…コレやってみたいです」


・いやこれは…大丈夫か…?

・辞めといた方が良いと思うでぇ

・他のにしとこうや

・流石に初めてでコレはキツイ


 やっぱり最初にやるゲームは簡単なのが良いし…と思って口に出してみたけど、何やらコメントの反応が少しおかしい。


「その…もしかして面白くない…とかですか…?」


「いや!間違いなく良作ではあるんだ!…でもなぁ…」


「……?」


「今回送ったゲームの中で、これだけホラーゲームっていうジャンルでな…」


「ホラーゲーム…?」


・あー、ホラゲも知らんのか…

・まぁゲームジュニアにホラゲなんて無いしな

・そりゃそうだ


「えっと…ホラーゲームってのはな、プレイヤーを意図的に驚かせてくる要素のあるゲームって意味で…」


「驚かせてくる…?えっ、楽しそうじゃないですか!」


 ゲームの中にそんな要素まで入ってるなんて、私が昔やってたゲームとは大違いです…!


「まぁ…メルトさんがやってみたいなら良いけど、一応最後に聞いとくね…永遠乃さんって怖いのとか平気?」


「えっ…?…長く生きてますし、大抵の事では驚かないと思いますけど…?」


 間違いなく良作で、昔のゲームには無かった要素まであるのに、なんでコメント欄や玄冬さんはこんなに渋るんでしょう…?


「まぁ…それなら大丈夫かな…俺も1回クリアした事あるし…」


・…万が一のキャリー頑張れよ

・協力プレイ対応なのが不幸中の幸い

・頑張れメルちゃん!

・気張っていけよ将軍!



「…それじゃ、やろっか。永遠乃さん」


「……はい!」


 未だにコメント欄の反応は気になるけど、玄冬さんも賛同してくれたし、とりあえずはゲームに集中しましょう…!


 私がやってた頃から凄い進化してるみたいですし、どんなゲームなのか凄い楽しみです!



 そう胸を踊らせて、私と玄冬さんはホラーゲーム「Pacify」をスタートする…。



・始まっちゃったよ…

・クリア…できるかなぁ

・まぁ…クリアできるように祈っとこうぜ

・…だな。

・頑張れ将軍…


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