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不滅の魔女様、VTuberになる。  作者: 猫好きのユリスキー
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13/19

番外編︰謎すぎる案件配信

この話は、過去にこの作品をカクヨムで連載してた時期の、7月2日に気まぐれと勢い、それと本編の続きを書くまでの間に合わせで作った番外編です。

本編とは一切の関わりはありません。




 今日はいつもとは違う特別な配信!絶対に失敗しないようにしないと…!そう意気込んでから、私は慣れた手つきで配信をスタートさせる…



永遠(とわ)リスの皆さんこんばんわ〜!永遠を生きる魔女、永遠乃(とわの)メルトです。今日もよろしくお願いします!」


・こんばんわー!

・いつも通り可愛いよー!

・うぉぉぉぉお!!

・癒される…

・今日のサムネなんか黒かったけど、今日はなんの配信なの?

・そーいやそうやな


 配信を開始してすぐに、今日のサムネを指摘するコメントが何個か流れてくる。


「そこの永遠リスの方!良い質問です!…皆さん、今日が何の日か知ってますか?」


・今日…?

・なんかあったっけ?

・七夕とかが近いけど、あれは来月だよな

・7月2日……

・…わからん!!


 コメント欄の永遠リス達に聞いてみたけど、誰も知らないようです…まぁ、私もこの話が来るまで知りませんでしたけど…!



「皆さんがわからないようなので教えてあげます!今日は……」


・どきどき

・わくわく

・ガチでわからんのだけど…何の日だ?

・さてさてさーて…?



「今日!7月2日は、[たわしの日]でしたー!」



・???????

・た わ し …?

・へーそうなんや…

・…知ってる人いるのかコレ

・とりあえず儂は知らなかった

・俺も知らなかった


「既にコメント欄が「?」で埋めつくされてますけど、今日は更に…」


・更に何かあるのか?!

・えっ??

・既に脳が[?]でいっぱいなんやけど?



「7月2日のたわしの日にちなんで、たわしのメーカーさんから案件が届いています!!」



・は??

・え???

・おっ????

・タワシの案件…

・えっ、それって何すんの??

・VTuberにやらせる事かそれ?


「永遠リスの皆さん困惑されてますね…でも安心してください!私も同じ気持ちです…!!!」


 突然マネージャーの柏木さんから連絡が来て、たわしの案件が来たのを知ったけど…どうすれば良いんですかコレ?!


・リスナーと配信者の両方を混乱される案件とか謎すぎる

・たわしメーカーさん何故VTuberに投げた?!

・それに何故メルトちゃん…?


「なぜ私なのかは本当に謎なんですけど、来ちゃった物は仕方ないですから…精一杯やらしてもらいます!」


・おーー

・こんな意味不な案件でも頑張ろうとするの偉いぞ

・良い子やなぁ…うちのメルちゃんは

・流石やわ


「えっと、それじゃぁまずは…何をすれば…??」


 頑張ろうと覚悟は決めたけど…タワシの案件って結局なにをすればいいの…??


・意気込みだけじゃ無理だよなぁ…

・だって意味不すぎるもん

・やっぱり…使ってみるとか?

・まぁそれが妥当だよな…



「使ってみる…タワシってどこで使うんですか?」



・うーん……

・キッチンとか…?

・あとお風呂場とかでも使う場合あるな

・あー、カビ取りか

・まぁ、それぐらいだよなぁ



 まったくわからないので永遠リスの皆さんに聞くと、どうやらタワシはキッチンや台所の掃除に使用するようです…


「えっと…それじゃあ、ちょっとキッチンと台所を見てきますね…」



・まぁパソコン持って行けるわけないしな

・行ってらっしゃい

・何度も思うけど、なんなんだこの案件

・たわしメーカー頭狂った?

・謎すぎて笑えてきたわ

・リアル映せないVTuberに頼むことじゃねぇぞコレ


 ─────

 リスナーさんのアドバイス通り、キッチンと台所で使ってみようと思って移動したけれど…


「これは………」


 ─────



「えっと…ただいま戻りました…」


・おかえり〜

・随分早かったね

・たわしどうだった?

・ちゃんと使えた?


「その…使おうと思って移動したんですけど、私のお家のお風呂とキッチンは使い魔が定期的に掃除してるようでして……既にピカピカでした…」


・oh......

・あちゃーっ

・優秀やなぁ…使い魔くん

・でも今回ばかりはその優秀さが辛い


「もう…タワシの案件って他にどうすれば良いんですか…!!」


 意味のわからない案件に対する不満が爆発した私は、自棄(やけ)になってタワシの表面をマイクを置いている机に思い切り擦り付ける。

その瞬間、コメント欄の流れが変わる…



・あっ……

・それ少し良いかも…

・なんかゾワっとした


「えっ…これがですか?」


 コメント欄の反応を見て、もう1度机にタワシを擦り付ける。



・そうそうそれそれ……

・結構良い…

・耳がゾワゾワ〜ってして、気持ち悪いけど少し心地良い

・それな…

・もうコレで良くね…?



「えぇ……?」



 コメント欄の言ってる意味はわからなかったけど、それ以外に案件の内容が思いつかなかったので、最終的にこの配信はタワシを擦り付けながら、私がリスナーさんの希望のセリフを(ささやく)く…という、謎の配信になりました…。



「じょり…じょり…ごし…ごし…」


・あーっ…

・良いな…コレ…

・耳が幸せ……

・囁き声が神すぎる…

・それなぁぁ……



 ……ナニコレ……?




 ─────────


 後日、何故かタワシの販売数が倍になったようで、案件先のたわしメーカーさんからお礼として高級たわしが届きました…。


 ─────────


【⚠この話は本編と一切関係ありません】

メルトちゃんはタワシの案件なんて受けないし、もし来たとしてもマネージャーの柏木さんが断ります。



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