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GAME IN UNDERWORLD  作者: 旦児
蟲毒
7/13

賞金の行方

無事にプルちゃんを倒した宗次とブラッド

しかし控室に戻るとウラエルが衝撃の事実を伝える

急転直下の状況に宗次が下す審判とは!?


・ティラノサウルスに似た恐竜

http://webzukan.uh-oh.jp/リトロナクス・アルゲステス/

「宗次さん!おめでとうごめんさない!」

「せめてシンプルおめでとうスタートであってくれ・・・」

 控室に戻るとウラエルが土下座待機していた。

「まずは初勝利おめでとうございます!」

「ありがとう。」

「そして賞金没収ごめんなさい!」

「なんでだ!?」

 思ってたより大きなごめんなさいが入った。

 金のために戦ったのに、その金が没収された。

「ブラッド!」

 連れ歩き形態になったブラッドが、ウラエルの頭を咥えるように口を開ける。

「なんでだ?返答次第では・・・」

「サイバーワールドだから恐ろしくないもん!」

「ブラッド。」

 ブラッドがガブッと頭にかみついた。

「暗い!怖い!助けて!なんでもするから!」

「ブラッド。」

 ブラッドが口を開けた。

「・・・」

 ウラエルを見下ろす。

「えっと・・・ほら、共食いでパワーアップするって事を宗次さんが聞き出しちゃったから・・・」

「勝手にそっちがしゃべったんじゃねえか。」

「その誘導尋問が問題視されまして・・・」

「してねえよ!」

 普通に質問しただけだ。

「そっちの管理問題だろ!俺のせいじゃねえよ!」

「あ、なので出場料の2万円はお支払いしますし、罰も今回の賞金没収だけで出場禁止とかはないです!」

 出場料2万円なんだ。

 初めて知った。

「ならまあ・・・良いか。」

 そう言えば勝利賞金はなんぼだったのだろう?

「ちなみに没収された金額って?」

「50万円です!」

「ブラッド。」

「暗い!怖い!助けて!エッチな事をする気でしょう!同人誌みたいに!」

「しねえよ・・・ブラッド。」

 ブラッドが口を開ける。

 ゲームして2万円もらえるならまあ良いか。

「勝ち方もちょっと問題視されまして・・・」

「ああ、そういう事か。」

 確かに今回の戦い方はウラエルの発言を元にした。

 【共食い】と【蟲毒】。

 そこから食べる事で強化されると予想した。

 実際には戦いが始まるまで、倒すか食べるかどっちかなのかは迷っていた。

 だがプルからのダメージを見て、倒すではないと判断した。

 それが勝利へとつながった。

「正面からバカみたいに戦ってくれさえすれば!」

「するか!」

 ブラッドがウラエルに嚙みついた。

「暗い!怖い!助けて!あ・・・そこはっ!首!首に強く歯を当てないで!痛くなくても怖い!」

 正面から戦って負けるとは思わないが、勝率は良くもない。

 6:4、あるいは5:5。

 だがダミーを食えば、安全に確実に勝利が出来る。

「ブラッド。」

 ブラッドが口を開けた。

「という事で!今回の賞金はなし!次回も頑張って生きましょう!」

「なんか腹立つけど・・・まあいいや。」

 今回の事は残念だったがゲームの感じは分かった。

「次もお願いしますね!」

「とりあえずチェンジで。」

「なんでですか!?」

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