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GAME IN UNDERWORLD  作者: 旦児
蟲毒
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6/13

決着

燃えるイノシシ・プルちゃんとの戦いが始まった

強力な突進がブラッドを追い詰める

だが食べ放題では負けられないブラッド

元を取るまで負けられない!

燃えるイノシシとのフードバトル・・・勝者はどっちだ!


・ティラノサウルスに似た恐竜

http://webzukan.uh-oh.jp/リトロナクス・アルゲステス/

『いけ!炎上爆進!』

 AIモンは基本的にはオートで動く。

だが技や方針など簡単な指示も出せる。

[開幕しかけたのはルーナ選手!燃えるイノシシがダミーを蹴散らし爆!進!]

 炎上爆進。

 炎をまとった突撃技。

 ダミーモンスターを蹴散らしながら突っ込んで来る。

「頭突きで相殺だ!」

 ブラッドは頭で燃えるイノシシを受け止める。

[対するレバニラ選手は頭突きで相殺!しかし痛いダメージが入るぞ!]

「面倒だな・・・」

 ブラッドは防御と体力に多くステータスを振っている。

 それに炎に耐性もある。

 だが、イノシシ型の専用スキル・猪突猛進は突進技を防御貫通攻撃にする。

 防御型のブラッドとは相性が悪い。

「ゴアブレス!」

 ブラッドが炎を吐いて、プルをけん制。

 だがプルはそれを受け止めた。

『プルちゃんにそんなの聞きませんよぉ♡』

[本来であれば延焼ダメージが入るが・・・これはプルちゃんの炎耐性を前にかすかなダメージしか入らない!]

 延焼にはスリップダメージ効果がある。

 ステータスで耐久しながら、スリップダメージを与える。

 これがブラッドの戦術である。

 だが燃えるイノシシ・プルに延焼は効果がない。

[おおっと!しかし、プルちゃんにダミーモンスター達が襲い掛かるぞ!]

 止まったイノシシにヘビやトカゲのダミーモンスターが襲い掛かる。

『うっとおしいぞ♡』

 イノシシの鼻から炎が噴き出し、ダミーモンスターを燃やす。

「いまだ!ブラッド!」

 その隙にブラッドは手ごろなダミーモンスターを・・・咥えて飲み込んだ。

[これは!ダミーモンスターを食べ始めた!]

 ティラノサウルス系列のスキル・捕食。

 モンスターを食べて体力を回復する。

 普段のバトルではあまり役に立たないが、こういう時は便利だ。

『ちっ・・・さっさとやられて欲しいんだぞ♡』

 近づくダミーモンスターを倒していたプルがブラッドを捉える。

「走れ!」

 それに対して、こちらが出した指示は走る事。

『プルちゃん!炎上爆進!』

[ああっと!ルーナ選手の一撃は当たらない!]

 爆進系攻撃は直線に突っ込む技。

曲がれないので追尾性能は低い。

『うっとうしいなあ・・・プルちゃん!炎迅全開!』

[ここでプルちゃん燃え上がる!]

 炎迅全開。

 一時的にパワーとスピードを強化するスキル。

 その後、炎属性を失うデメリットはあるが、ケアが可能なデメリットだ。

[食べながら走るブラッドをプルちゃんが追う!追う!追うぅ!まさに猛追!]

「薙ぎ払い!」

 あと少しに近づいてきたプルをブラッドの尻尾が薙ぎ払う。

 側面からの相殺だというのに1割ほどダメージが入るが問題ない。

 こちらは食べ放題で回復出来る。

[ああっと!プルちゃんの炎が消えたぁ!]

 炎迅全開の効果切れだ。

 今なら延焼ダメージも与えられるが・・・

「食い続けろ!」

 ブラッドは蟲毒のモンスターを食べ続ける。

[おっと、ブラッドは追撃を行わずに食べる事を優先!お腹が減っているのかぁ!]

『なに?ふざけてんの?』

 ルーナが不機嫌そうな声を出す。

 正面から撃ち合わない事を面白く思っていないのだろう。

『だったら・・・炎神点火!』

[再度プルちゃん燃え上がるぅ!]

 再度プルが燃え上がる。

 炎神点火。

 炎属性を付与し、炎技の威力を上げるスキル。

『炎陣吹旺!』

[ここでプルちゃん鼻から盛大に炎を吹き出しダミーを一気に消滅させたぁ!]

「ここまでか。」

『覚悟ぉ決めてくれましたぁ?』

 ルーナはかなりイライラした様子。

 もう♡も付いてない。

『じゃあ・・・プルちゃん!炎上爆進!』

[すっきりとしたフィールドを燃えるイノシシが爆進するぅ!]

「ブラッド」

 相棒の名前を呼ぶ。

「はじき返してやれ。」

《GYAAAAAAAAAAAAA》

ブラッドが吠えた。

[ここでブラッド迎え撃つ!]

『さっき負けましたよねえ♡お馬鹿さんなんですかぁ♡』

 彼女の頭には突進で突き飛ばして、その後に追撃する未来が映っているのだろう。

 ブラッドの頭突きと、燃えるイノシシ・プルの炎上爆進が激突する。

『は?』

[おっとぉ!吹き飛んだのはプルちゃんだぁぁぁぁあ!]

 プルの炎上爆進をブラッドの頭突きが弾き飛ばした。

 大ダメージを受けた様子のプルに対して、ブラッドは大したダメージも受けていない。

「予想通りだな。」

『なんですって?』

「・・・ブラッド!」

 ゆっくりとブラッドがプルに近づいていく。

「ゴアブレス!」

 ブラッドの口から炎が吐き出される。

[ダメージオーバー!勝者!レバニラ!]

 先ほどは大したダメージを与えられなかったゴアブレス。

 今度はプルの体力を一気に奪い去った。

 それにわーっと声が響く。

『お前ふざけんなよ!』

 ルーナが何か騒いでいる。

「対戦ありがとうございました。」

 だがそれを無視して礼儀だけを守って、プレイヤーゾーンから出た。


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