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異世界惑星テラフォーリア冒険記~異世界で龍神の神子になりました~  作者: ai-emu
【第3章】サギミヤ商会は今日も行く~ヒカリの経営方針~
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(3)サギミヤ商会の日常

AM4:00『カラン鷺宮亭』

「おはようございます。店長」

「おはよう。ではこれより、朝の朝礼を始めます。」

朝日もまだ昇っていない早朝、『カラン鷺宮亭』は、サギミヤ商会の各部門の中で、最も早く業務が始まる。門の開門とともに町の外に飛び出していく宿泊客がいるため、こんな朝早い時間が始業の時刻なのだ。

「では、本日の予定を伝えます。」

こう切り出したのは、『カラン鷺宮亭』の総支配人であるサトミさんだ。

おはようございます。お久しぶりの方も多いと思います。ケイコ=クリイケです。

ドメイクの奴隷から解放され、ヒカリちゃんのお誘いを承諾してから早1か月。今日は、14448年4月10日です。

ヒカリちゃんは、今日から王都近郊にある王立魔法学園に入学します。今日はその入学式ですが、今のこの時間、ヒカリちゃんんは、光の大神殿で行われている早朝神事をしている頃でしょうか。これは、光の神子として、毎日欠かさず行っている神事だそうです。


「今日のお客様のご予定ですが、前日の予約で、開門と同時にご出立されるお客様が10名です。この10名は、朝用と昼用の弁当を予約されています。朝の仕込みに合わせて、店売り用と合わせて4種類の弁当合計420食分を作ってください。

食堂の開店は、予定通りAM6:00となっています。

それでは、今日も張り切っていきましょう。」

「はい、よろしくお願いします。」

こうして私たちの朝は、いつものように始まった。

AM5:00『カラン鷺宮亭』

サギミヤ商会に設置してある転移門テレポートゲートから、バーガル支店から大量の海産物が届けられる。『サギミヤ食料店カラン営業所』に所属しているアリシアさんとフィリアさんが、サトミさんとともに、海産物の選別をしている頃、弁当を注文していたお客様が、旅館側のカウンターに現れます。カウンターでは、弁当代の清算とともに2食分のお弁当が渡されます。

選別し終えた海産物とともに、アリシアさんとフィリアさんが中央市場にある店舗に赴いていきました。

そのころ隣の『サギミヤ雑貨店』では、開店の準備に追われています。

AM6:00『カラン鷺宮亭』

『サギミヤ雑貨店』及び『カラン鷺宮亭』の食堂が開店しました。朝早くから店の前で並んでいたお客様が、2つのお店に雪崩れ込んできます。

「ヴィオラちゃん、朝定3つ!」

「俺もだ!ヴィオラちゃん!」

「俺は朝定大盛りで!」

「はい!少々お待ちください!厨房さん!朝定5つ、1つは大盛りで!」

「お待ち同様でした。朝定4つと、A定食の大盛り2つで料金は26テラです。」

「はいよ、ケイコちゃん。」

「確かに頂きました。どうぞごゆっくり。」

朝はいつもこんな感じだ。開店と同時に、全ての席が一瞬で埋まってしまう。さらに店の外には、長蛇の列が続いていたりする。毎日400食作っている弁当も、1時間もしないうちに売り切れてしまうほどの人気だ。

「ごゆっくり」とは言っているが、ただの挨拶みたいなもので、お客さんたちは、長くても20分足らずで席と立つ。

店側も、回転率重視で朝は動いているため、メニューも、サトミさん特製の日替わり朝定食・肉料理重視のA定食・魚料理重視のB定食・野菜料理重視のC定食の4つしか存在していない。料金は全て5テラで統一されており、1テラプラスするだけで大盛りとなる。

AM8:00『カラン鷺宮亭』

朝の忙しさもひと段落したこの時間、私たちは交代で朝食を摂ります。夕方の時間帯になるまでは、あまりお客さんも来ないので、厨房と食堂には1人づつしかたたなくてもよく、ほかの人たちは休憩時間に入ります。そのため、『カラン鷺宮亭』は、休日と言ったものは存在していません。

客室のルームメイクなどは、建物全体に、『状態保存魔法』がかけられているため、掃除などの作業をする必要がないのです。

これから1時間ほどの間に、宿泊客のチェックアウトの時間になります。開門や、食堂の開店と同時にチェックアウトされるお客さんのいますが、ゆっくりとしているお客さんは大体この時間にします。

サギミヤ商会の本部は、この時間に開店します。サギミヤ商会の受付には、『精神と〇の部屋』や、王都ロンドリアとマクリドナ州州都バーガルに設置してある『転移門テレポートゲート』を利用するお客さんの列ができています。精神と〇の部屋

そして、隣のサギミヤ雑貨店では、商品となる回復薬ポーションや魔導具の製作に取り掛かる時間です。

PM3:00『カラン鷺宮亭』

まったりと過ごした休憩時間も終わり、再び食堂では、夕方の営業の準備が始まります。

「いらっしゃいませ。カラン鷺宮亭にようこそ。お泊りですか?お食事ですか?」

宿の入り口にあるカウンターで帳簿の整理をしていると、宿泊するお客さんがちらほらと来店してきます。本日最初の方は、金属でできた部分鎧を纏い、腰にロングソードを差している男性です。

「5泊ほど泊りで。部屋は空いているか?人数は6人だ。」

「6名様で5泊ですね?1人部屋、2人部屋、4人部屋、10人部屋とご用意できますが、どの部屋をご用意しましょう?あと冒険者の方でしたら、冒険者カードをご提示ください。」

男性は、カウンターの上にカードを置きながら私の質問に答えていく。

「Cランクの冒険者パーティですね。ありがとうございます。

女性が2人いるから、男女別部屋で頼む。」

「お食事はどうしますか?素泊まり、1食、2食となっておりますが。」

「食事か?朝と夜をつけてくれ。」

「1泊2食、男女別部屋ですと、宿泊料金が、2人部屋1泊2食付きで120テラ、4人部屋1泊2食付きで230テラが5日間ですので、合計金額が1750テラ。Cランクの冒険者パーティばので、冒険者割引が15%となりますので、割引後の金額が1662テラと50センになります。あと1泊につき1食分のお弁当がついてきます。」

「弁当が毎日つくのか。それはありがたい。1662テラと50センだ。確認してくれ。」

「確認しました。こちらがお部屋の鍵になります。部屋は3階、階段を上って右手にあります2人部屋の310号室と、4人部屋の315号室になります。

お風呂は1階一番奥にございます。宿泊者はいつでもご入浴が可能となっていますので、どうぞ旅の汚れを落としてください。

食事ですが、朝は6時から9時の間、夕方は5時から8時の間、このカウンターの右手の食堂でお召し上がりできます。追加の料理とお酒に関しては、別料金となっていますのでご注意ください。

あと、お店の備品等を、喧嘩等を含め故意で破壊された場合は、理由の如何を問わず全額弁償していただきます。

あとは、夜9時から翌朝の5時までは、警備の魔導具が作動しますので、一切建物の出入りができませんので、外に出かける際は気をつけておいてください。」

「そうか。」

こうして約2時間後、全ての部屋が埋まりました。毎日こんな感じです。

AM9:00『カラン鷺宮亭』

本日の営業はすべて終了しました。私たちは、従業員宿舎の自室に戻り、明日のために早めに就寝します。夜の警備については、専用の魔導具があるため、誰かが不寝番をする等の事は一切ありません。

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