龍に喰われる前に喰ってやる

俺、七十麟翔《なとりしょう》十六才、高校二年生だ。俺の頭には変な『住人』がいるがそんなのムシムシ！とにかく俺は、同い年で幼馴染みの優希と友達らと楽しく、可笑しく、これから始まる夏休みと残りの学校生活を楽しむ予定のはずが。ソレが・・・・・・
　ある出来事で一転した翔の高校生活は普通ではなく、激務な高校生活へと、周囲を巻き込み変化する。
　翔の『頭の中の住人』も、一枚かむどころか二枚、三枚もかんでおり、実の正体が発覚すると共に翔の中になぜ住み着いているのかの原因も判明した。それは翔の母が原因であった。母のことを深く知る母の友人の優希の両親ももソレを知っており、翔は思いもしない能力を開花させていく。その力は生命諸々、あらゆる事柄に干渉する力だった。当の本人はそれを知らず、求める者に翻弄されながらも自分を律し強くあろうとする翔に力を求める者の悪手が伸びる。果たして翔は普通に戻ることが出来るのかソレとも・・・
　これは少年が不可思議な現象を起こすとともにソレに対しどう生きていくかの物語。

「こんな俺を応援してくれ！！」

＊カクヨムにて連載中