七つの世界と終わりの物語
これは、古より言い伝えられし、旧き神話の後の世界。英雄の血を引き青年とその仲間による神々の伝承を辿る物語。・・・の序幕である。
「もうそろそろか・・・」静かな森の小道を進み、微かな木漏れ日が視界を照らす。「あれから3年か・・」 その青年は不器用そうに、クスり、と笑い、ただ進んでいく。その時、後ろから物陰が動き、
キシャァァァァ!!!!
その青年に襲い掛かった。 ーだが、それは一瞬で残骸と化した。無数の切り傷を刻まれながら。
「またゴブリンか。はぁ。・・・さしずめ、追い剥ぎでもしようとしたんだろ?残念だったな。」
つまり、その青年がゴブリンを倒したということになる。恐らく、常人には目視不可能の速度で斬ったのだろう。[私]も一度は理解できなかった。だが、彼の背の二本の剣に血痕が残っているのを見るとそうとしか思えなかった。一本は綺麗で、もう一本は少し錆び付いているように見える。・・彼は一体、何者なのか?
「うおっ、いけねぇ!早くしねぇとティーナが怒っちまう!・・あいつ怒るとオーガより怖いからなぁ・・・」 そういうと、彼は足早で奥に向かった。・・・血相まで変えて。[私]も彼のことを追いかけるとしよう。・・なんだか、興味が出てきた。彼には世界を揺るがす[何か]がある。[私]の、[大賢者]としての勘だがね。
如何だったでしょうか?物語はこれから始まります。主人公は、名前は本文では出てきてなかったですが、あらすじにもあるように、「ギード」って言います。ここからギードと大賢者の物語が始まりますので、面白ければ幸いです。次の物語を楽しみにしてください。ありがとうございました、種椰子ダンテでした!




