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艶刃のワームブレイカー  作者: 綿鍋コットン
EP.11 古代からの種族
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番外編③ メディアの夜

ーラグシュオン居住区画ー

その日は夕方まで、メディア、レオリス、フェイリスの三人は、ラグシュオンのシアタールームでアニメ『銀河最強ロボ サイキョオージャー』を観ていた

「サイ型のロボット「サイオージャー」と人型の「キョウオージャー」と鳳凰型のロボットの「ホウオージャー」が合体して「銀河最強ロボ サイキョオージャー」になるんだ!」

レオリスが興奮気味に語る

「最近は古代のロボット、サーベルタイガー型の「サーベルタイガーオージャー」とマンモス型の「マンモスオージャー」が出てきて「銀河超絶最強ロボ タイマンサイキョオージャー」への合体も熱いよね」

フェイリスも目を輝かせて力説する

「え…う、うん…」

二人の熱量に軽く引くメディア

しかし


「サイキョオージャーかっこいい…!」

メディアは目を奪われていた

レオリスとフェイリスはでしょう?と誇らしげだ

レオリスとフェイリスから「サイキョオージャー」についてレクチャーを受けるメディア

しばらくしてレオリスが帰る時間になり

「まだまだ話したいことがあるけど、今度話そうね」

と笑顔で下船するレオリス

フェイリスの杖の魔導石が光り

「…あ、僕もお爺様とお母様にこれまでの事件の近況の報告と話し合いがあるので帰るね」

「え?うん」

フェイリスの言葉に一瞬顔が強張るが笑顔になるメディア

メディアの表情が気になったものの、祖父と母が待っているため、フェイリスは急いで下船した。


「二人とも帰っちゃった…」

メディアは俯きため息をついた

《メルディア様、どうされました?》

ラグシュオンAIがメディアに問いかける

「え?なんでもないよ?!」

メディアが顔を上げると笑顔だった

「さあ、お風呂入ろう〜♪」

バスルームへスキップしていくメディア

《…………》


ーー星間警察特殊生物犯罪対策班室ーー

リオンのもとにメールが届く

リオンはメールを確認して「そうか…」と呟いた

「今日は上がってもよろしいんじゃないですかぴょん」

触手生物《ワーム》事件の報告に来ていたアイリスがリオンに声をかける

「艶力の力で大人になってるとはいえあの子は7歳なんですから、こういう時くらいそばにいてあげてもいいと思いますぴょん」

「行ってこいよ、リオン」

近くで椅子に座っていたコルが頭の後ろで手を組み

「あとはこっちでやっとくから」

近くにいた部下達も頷く

「……すまない」と星間警察を退勤するリオン


帰りがけに甘いものを買おうとケーキ屋に入るとロイがいた

「あら〜?リーちゃん!リーちゃんもラグちゃんからメールが来たの?」

「あぁ」と答えるリオン

ケーキを買い、ラグシュオンに行く道すがら

「まったく、あの子は…寂しかったら寂しいって言えばいいのに。変なところ気にしいなんだから」

「あいつなりに、大人に甘えたら迷惑なんじゃないかとか、嫌われたくないとか思ってるんだろ」

「子どもがそんな変なこと考えるなんて、夜通しトランプの刑ね。」

「俺を巻き込むなよ」


ラグシュオンに到着し、乗船するリオンとロイ

「え?リオン?ロイちゃん?」

メディアは目を丸くした。

次の瞬間、口元がわずかに緩んだが

「どうしたの?」

声はどこか沈んでいた

「仕事が早く終わってな。メルディアの様子を見に来たんだ」

リオンが買ってきたケーキの箱を差し出し

ロイがメディアの頭を優しく撫でた


その夜、ロイとリオンとメディアは、夜更けまでトランプをして過ごした。

やがてメディアは遊び疲れ、そのまま眠ってしまう。

ロイは眠るメディアを抱き上げ、ベッドまで運んでいった。

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