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艶刃のワームブレイカー  作者: 綿鍋コットン
EP.4 メディア、アイドルデビュー?!
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本編⑦ 犯人の正体

メディアはハナエに、アイリスはリズに話を聞きに行くのだった

そしてそれを見ている人影がいた…

メディアは控室でハナエと二人きりになっており、ぎこちなく切り出した。

「ハナエちゃん……あの時、ステージ裏に来たよね?」

ハナエは驚き、大きな瞳を揺らす。

「わたし見たんだ、触手生物ワームを…!」

ハナエが少し俯き、ふるふると震えだす

「もしかしたら誰かが触手生物ワームを操って…」

そう続けようとした瞬間

「触手様はそんな事しねえっ!」

ハナエが顔を上げて怒っている

「触手様は神聖な神様だ、そんな事はしねえ。人が操っていたのならとんでもねえ罰当たりだ!我々人類は触手様がいたから横暴な"神"の支配から逃れられたのにその感謝を忘れ…」

どんどんヒートアップしていくハナエにメディアは引きながら(あ、これは開けちゃダメな扉を開けちゃったやつだ)と思った

「でも触手生物ワームは人を襲うし…」

「どんな神様でも良い神様と悪い神様がいる!ただ私利私欲のために人を虐げるのはただの悪神、それがいる事は否定せん!しかし人を襲わず田を耕し土地を豊かにしているのも豊穣神の触手様もおる!わが惑星も触手様が土地を豊かにしてくれて今の生活がある、悪いところばっか見て勝手に決めつけて悪だとするのはあかんのよ!」

あまりのハナエの勢いにこれは犯人じゃないと確信するメディア

しかしヒートアップしたハナエは止まらず、「触手生物ワームのおかげでワイダは発展出来た」から「本来、触手様と触手巫女は神聖なものだったのに、触手教団のせいで地に落ちた」など延々と聞かされるメディアだった


同じ頃、アイリスはリズを呼び止めステージ裏の事を問い詰める。

リズは淡々と答えるが、表情には微妙な動揺が浮かんでいた。

「私は本番に向けて研修生達の振り付けの確認をしたくて……」

「なるほど、わざわざ自分の出番じゃない曲で?」とアイリスが追及する。

リズはアイリスの目を見ながら言った

「はい、昔アイリがやっていたので私もそれを参考にしてやりました」

嘘をついている様子はない

「ステージ裏でメディアに話しかけた時、目が泳いでいる様に見えたらしいけど」

「はい、昔を思い出して恐怖で…」

その言葉にアイリスの頭に八年前の触手事件の記憶がフラッシュバックする

触手教団がフェアリーアラモードを触手巫女にするために惑星間宇宙コロニーで襲われ

リオンとワームブレイカーの「カーラ」と「ザルウィン」に助けられ、ワームブレイカーを志した日

リズの言葉に嘘はない、リズもあの場にいた一人なのだから


その後、何故かヘロヘロなメディアと合流したアイリスはメディアの話を聞き、ハナエとリズの線が消えて頭を抱えていた

ふと蘇った記憶の中で小さな違和感を感じて事を思い出しそれは何故なのだろうと考えた

フェアリーアラモードのメンバー、リオン、カーラ、ザルウィン、触手教団の男達…

フラッシュバックした記憶の中で見覚えのある顔が触手教団の中にいた

「チーフ…マネージャー…?!」

それは一番最初に立ち会った男だった

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