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ビラと自己嫌悪

放課後。


僕のクラブ活動が始まった。道場の先輩たちが強いのは隠したほうが良い、あまり目立つといろいろ面倒なことがおきるよ、と言われたので、初心者の振りをしようと思っている


「さ〜て、稽古を始めるよ、ではまず基本から教えよう」


白井部長は僕に熱心に教えてくれた、白井部長は人に教えるのが上手だと正直関心した、僕は空手を知らない振りしているので正直心苦しかったけど、すごくやさしく教えてくれるので、なんだかすごく楽しかった


「ところで黒川君。君いい体してるね、細いと思っていたけど筋肉質でシャープで、体もすごく柔らかいね。」


「そうですか。ありがとうございます。」ほめられるのはまんざらでもなかった


「ところで、悪いんだけど明日の放課後部員の勧誘をしようと思うんだけど手伝ってくれない」


「いいですよ。でもきゅうにどうしたのですか」


「実は生徒会長の奴にさ、二人しかいない部の存続は認められないといわれてね〜。いちおう最低五人はほしいと言われてさ・・・・・・」


「そうですか。(そりゃそうだよな)解りました。手伝わしていただきます」


「ありがとう、あしたがんばろうね」






次の日の昼休み



「ちょっと君!!」後ろから女性に声を掛けれた


僕は振り返って相手を確認した。どうやら先輩のようだ、一見お嬢様風だがかなり目つきがきつい、正直嫌な予感がする


「えっと、僕に何かようですか?」


「あなた、うさぎにちょっかい掛けてるってね」


「うさぎ??何ですか??それ??」


「うさぎよ!!うさぎ!!白井うさぎよ!!」彼女は声を張り上げて言った


「白井?あ!部長のことですか。別にちょっかい掛けてませんよ、僕はただの部員ですから」


「何言ってるのよ!!しってるんだからね!!二人っきりで手取り足取りですってやらしい!!」


「別に普通に稽古してただけですよ。」


「あの子に何かあったらただじゃおかないからね」っといって彼女は去っていった


なんだ・・・・・あの人は・・・・・。


「おまえいつの間に雨宮先輩と知り合いになったんだ」クラスメイトの吉田が話しかけてきた


あれを見てこいつは知り合いとか思うのか・・・・・


「あの人は二年のマドンナ的存在の人なんだぜ、まあーあの性格がなきゃさいこうなんだけどな」吉田は笑いながらそう言った




放課後


「ところで部長、勧誘ってどうしたらいいですか。」


「そうだね、まずはビラ配りだね、家はまったく知名度がないからね、というわけで手分けしてくばろう」



とりあえず一時間ほどビラを配ったけどまるで相手されてない・・・・・これはやばいかな。


「誠一お前何やっての?」一年屈指の美男美女カップル岩清水と相川さんが話しかけてきた


「よう、岩清水久しぶりだな」


「そうだな、小中一緒なのにお前とあまりであわないよな〜。ところで何このビラ、え!空手、お前そんなしゅみだったのか?知らなかったわ」


確かに二年前から僕は岩清水たちを意識的に避けていた。別に岩清水達が何も悪いわけじゃないのだが・・・・・


「俺さぁ〜テニス始めたんだ相川も一緒だぜ、なあ〜お前も一緒にやらないか?」


「ごめんな。僕は球技は苦手なんだよ」


「そうか・・・・まあいいや、また気が向いたらいつでも声を掛けてくれよじゃあな〜」


岩清水達は去っていった、何故だか知らないがとても苦しい気持ちになった・・・・・・・あいつはイイ奴なんだ、なのにどうしてこんな気持ちになるんだ・・・・・・・・。だから僕は岩清水達から距離を置いたんだ、自己嫌悪だ・・・・・・・・・。部室に戻ろう・・・・・・・・・・・


「どうだった、手ごたえは〜」部室に戻ると白井部長が話しかけてきた


「うん〜いまいちかもしれません、部長はどうですか?」


「ふっふっふっふ、いい感じだよ、明日にもノルマクリアになるかもね〜」


部長の自信はいったいどこからくるものやら・・・・・。でも部長の明るさでさっきの自己嫌悪が少し楽になった気がした




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