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SAKI 〜〜 ある少女の人生物語 〜〜  作者: ぴい
第2章 人と繋がる喜び

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「第32話」新商品と新たな恋の行方?

 あいも変わらず無意味な登校。受験期間は、ただ自習して、質問がある人だけ先生に聞く。


 珍しくさきが質問する「先生、調べ物したいから、スマホで調べていいですか?」


先生「何を調べるの?先生が分かることなら答えるけど。」 


さき「企業の原価償却と法人税。あと流通業界の規制による今後の物流見通しの考察、あとは、商品価値を高める包装方法、製造効率を高める技術。まだまだいっぱいあるから。」



先生「何で?」


さき「先日の企業体験で私の新しい販売方法が採用され、今日夜に企業から質問を受けるので。今やらないと。」


先生「何だかとんでもないことになってるな。分かった。特別に許可する。ただし、音は出さないこと。」


さき「ありがとうございます。」



 さきは、急いで知識を底上げする。


 運送の個別契約が不透明だな。後々値上がりする可能性は極めて高い。材料費も人件費も。

 あらかじめ、その分を見越して、生産性を上げないといけない。全体で4000円をターゲットにする必要がある。


 そうね。やはり、厚み3センチ以内、ポスト投函なら3.5センチでも入れば良い、あの発送方法が実現出来るかが極めて重要だわ。おそらく送料が500円下がる。ここに多少利益を乗せられる。


 となると、14800円は税抜き価格にするしかない。

 送料と税込みで16500円から17000円くらいか。でも、未来考えたら、発売前に物価上昇をあらかじめ加味するべきね。将来利益減少するのはどの会社の商品も同じこと。いずれは値上げ不可避になるから先回りして値上げして価格据え置けば、企業価値はむしろ上がる効果があるはず。しかも儲け増やしてるし。。私悪いヤツね。。



 あっという間に帰宅時間になり、急いで直接会社へ向かう。


受付嬢「いらっしゃいませ。どなたですか?」


さき「さきです。」


受付嬢「さき様。失礼ですが、お約束はどなたと何時に。。」


さき「えっと。。どなたと言われると。。分からないです。各部長でしょうか?」


受付嬢「予定に入っておりませんねえ。。」


後ろから社長が「おい!いったい何を考えているんだ。さき様は顔パスだろうが。」



 社長が総務部長を呼び出す。「お前、説明しておいたのか?受付でさき様が困ってたじゃないか。」


総務部長「申し訳ございません。私がお迎えに上がるつもりでして、予想外に早くて。」


さき「ごめんなさい。話すこと多そうで急いで来たから。」


受付嬢「とんだ失礼を申し訳ありませんでした。」


さき「知らない、約束もない人間を止めるのは仕事として立派だと思う。あなたが、会社の危険も防いでいる。でも、彼女の危険に対策が足りないわ。警備員入口の外に配置しても素通りだったわよ。配置に意味がない。不審者の抑止にしかなってない。あれならカメラを設置して、警備員は受付の近くに配置するほうがいいと思う。」


総務部長「早急に見直します。」


社長「さきさん。今日は社長室にどうぞ。」 


さき「15分後に営業部長、課長と一緒に行きますから、ちょっと営業部を先に回ってきます。」


社長「では、社長室でお待ちしております。」



受付嬢「部長。ご迷惑をおかけして申し訳ありません。あの、部長。どんな方ですか?」


総務部長「ああ、そうか。君はちょうど実家に戻っていたか。お父さんは大丈夫なのかね。」


受付嬢「おかげさまで退院の見通しがつきました。あの。。彼女、社長が来られてから、すごいオーラでした。」


総務部長「あの方は、会社を変えた方。いや。間もなく大きく変わる機会を与えてくれた。すごい方だ。もし大学卒業後に我が社に入れば、もしかしたら、未来の社長かもしれない。」


受付嬢「そんなにすごい方なのですか。高校生ですよね。。」


総務部長「あの一瞬で窓口の問題点を指摘し、適切な対策を言うのだから。。。確かに、大事な君が危険な目に合う可能性もある。考えなければ。君を守ることは最優先だな。。」


受付嬢「あの。。部長に大事にされたら。。私、幸せです。会社だけでなく。。あの。。今はお一人の身と伺っています。私、部長のことが大好きで。。あの。。もちろん男性として。。あっ!。。その。。ち、ちょっと失礼します。」


 受付嬢は真っ赤になってトイレに駆け込んだ。やむを得ず、代わりの受付担当を呼び会議室に急いだ。あの子が俺を?嘘だろう。。。あの子、あんなことしたの見た事ない。食事誘ってみるか。。もう恋とか要らないと思ってたのにな。


 さきは、ここでも新しい愛を開花させたようだ。



※※※



 久しぶりに営業部に来たさき。皆が大歓迎する。お茶を入れてた事務員に「その後、彼とは?」


事務員「元気してた?彼仕事伸びてきたわよ。」


さき「違う。そんなことはひさおから聞いてる。私とあなただけの秘密のほうが聞きたいの。」


事務員「えっ?部長に話してないの?」


さき「私、口軽くないよ。」


事務員「実はさあ。。毎週末デートするようになったけどさ、手を出してくれないのよね。」


さき「告白はしたの?」


事務員「お互い正式に付き合うと伝え合った。」


さき「彼の家は行くの?」


事務員「行くわ。」


さき「じゃあ。彼の家に行き、まずは彼に風呂に入らせる。その後に自分も入ってから帰っていい?って風呂に入る。バスタオル巻いて彼の所に行き、全裸になり、あなたが彼を脱がせて抱きつく。これで手出さなかったら、あきらめて。」


事務員「私、そんな大胆なことしたことない。」


さき「あなた彼が大切なの?失っていいの?あなたは深く愛してもないのに抱かれる軽い女じゃないよね?」


事務員「真剣に愛してるわよ!」と皆に聞こえる声が。。


さき「どうやら本気みたいね。勝負ね。いい?あなた年上の先輩なのよ。彼がどんなに勇気いるか分かるよね。」



 さきは事務員から離れていき、明日の主役に声をかける「明日はよろしくお願いします。」


営業マン「こちらこそ。すごい緊張してます。」


さき「あなたが挫折して陸上を辞めたのか、私は知らない。世界のトップに近づいた。だから、頼りになると感じた。あなたなら、ゆなを幸せに出来るかもしれないと思ったの。気に入らない時は正直に言って。でも、私の大切な友人を、付き合うことになってから傷つけたら会社にいれなくするからね。本気でお願いね。」



営業マン「さきさんが心配するようなことをする人間ではありません。そのうち分かってもらえると思いますが。」


さき「合う合わないは分からないからね。幸せ願ってる。」



そのまま新人くんの所に行き「頑張ってるらしいわね。未来の営業部長。」と言う。


新人くん「努力してます。けど未来の営業部長は。。やめて下さいよ。」



営業部長「さき。そろそろ社長室へ。」


さき「分かったわ。」


新人くんを後ろから羽交い締めして「あなた、男はね。本当に大切な人には自分が幸せにするって見せないとね。いい男になれよ。私の胸の感触はサービスだから、大切な人の感触を味わいなさい。」



 部長と課長と社長室に向かう途中、事務員に「私の胸押し付けて刺激しておいたし、ガツンと言っておいたから今日か明日勝負よ!」と声をかけ、社長室に向かう。


部長「あのさあ。。さき。会社で男に抱きつくなよ。」


さき「ちょっと、性的刺激を与えておいた。なよなよし過ぎね。あなたには、もっとサービスするから許して。」


課長「さきさん。風紀が乱れます。」


さき「必要だったとはいえ、申し訳ありません。」



 社長室で様々な質問を受けたが、対策案は自社内で導き出す能力が十分あり、助言する程度だった。


 さきが購入した時点では包装が試作だったが最終の完成版は高級感があるがコストダウンしているのは明らかだった、男が貢ぐための、豪華包装版は予想外に素晴らしい。既に贈呈用として正式ラインナップに入っており、ホームページに追加されたようだ。



社長「さきさん。どうでしょう?」


さき「さすが一流企業ですね。良く考えられてて、特に言うことはないです。質問があるのですが、単価はいくらになりました?」


製造部長「現段階で4878円です。」


さき「なるほど。価格について、ずっと考えていましたが、商品の販売価格は税抜きで14800円と表示出来るならするべきだと思いました。あと、送料別です。」


ひさお「税抜きで14800円?税込みじゃないのか?送料も別にするのか。。」


さき「はい。今日の昼間に悩んで最終的に税抜き14800円が最適と思いました。というのは私も推しのグッズ買う時ありますが、14800円ポッキリじゃないと分かったうえで買います。送料と消費税が加わるのは理解していても、14800円にひかれて買ってしまいます。実際は17000円弱払うのは、頭では分かっているのに買いますので思うほど購入のブレーキにはなりません。でも、税込み価格で書くとブレーキになりますし、今後の物価上昇、製造人件費の上昇で利益が減少する可能性は高いのと、将来税率が上がる可能性も考えると価格の表示が税込みでは14800円と出来なくなる可能性があります。これは、私だけのこだわりなのかもしれないですが、どうしても1個10000円の利益を死守したいのです。法的に許されるなら税抜き価格のみ表示し14800円と書くべきです。あの〜。梱包状態のサンプルありますか?」


製造部長「こちらです。」


定規を取り出し測ると厚み4センチ。


さき「運送は?」


製造部長「様々な会社から価格面と処理能力を考え、日本郵便とヤマトに絞り、交渉中です。」


さき「システム開発費とか合わせて1個あたり輸送費1000円くらいの提示でしょうか?」


製造部長「ほぼ、さきさんの推測通りです。」


さき「まず、システム開発費は上乗せさせないために別で払いましょう。輸送単価は切り離して単独で契約して下さい。ずっと開発費の名目で利益を上乗せされたら売れるほど、余分に抜かれます。やがて輸送費を値上げしてくる時に更に上乗せされる危険もあります。契約は明確に各金額を把握して下さい。あと、厚みを3センチ、最悪でも3.5センチに出来ませんか?」


開発部長「保護材を見直したら3.5センチなら可能性あります。3センチは、製品が2.6センチあるため、品質維持が出来ない可能性が高いですから、正直やりたくありません。」


さき「かなり調べましたが、どうせヤマトは外れます。何故なら狙っている輸送方法は配達を日本郵便に委託する。この商品の発送は小型輸送をターゲットにします。了承されるのか全く分かりませんが、フリマサイトだけで使われているポスト投函。フリマサイトでは輸送費が現状220円程度です。あのシステムがそのまま利用出来るなら、日本郵便のシステム開発費は下がるはずです。ポスト投函されたら迷惑でしょうから、契約して毎日大きな個数を運べば輸送効率が良く、お互い好都合かと思います。ポストに入るサイズを実現したら、輸送費が大幅に削減出来る可能性があります。ありがたいことに何故か手紙と違って配達は土日祝日もする。ここは、日本郵便一択で交渉して下さい。おそらく、日本郵便の要求するQR情報と顧客情報を提供したら社内システム改造だけでフリマサイト用システムが利用可能だと思います。日本郵便が難色を示す場合は、今のままでいいです。あと、販売個数に応じて輸送費が変わるようにするべきです。たぶん、ポスト投函の場合は4個まで送料が変わらないです。複数でも輸送費はアップしないように設定しなければなりません。これは購入者への信頼のために非常に大切です。ただし、輸送費にも多少利益を乗せます。ポスト投函が実現されたら500円以下ならば450円とかに設定しても大丈夫ですのでここに利益を乗せます。」


製造部長「分かりました。やってみます。そんなに安い輸送方法があるのですね。システムは。。」


営業部長「私が、可能か確認して報告します。」


さき「製造単価ですが、部品費と梱包材と製造費用で私は5000円と見積っていました。いかに皆様が努力されたか分かります。ですが、会議の時点での私の見積りが甘かったです。20%削減の4000円がターゲットです。輸送費は別で行きましょう。そこに利益を上乗せ出来るなら、製造単価には含まれませんが、利益には非常に貢献します。輸送費を切り離しますと値上げではありますが、まだ世に知らせていないことですから外部からは分からないことです。梱包も工夫したら安くて安全な方法はまだ見つかると思います。私が思ったのは運送業界の労働時間の問題が不透明で今後、輸送費が高騰する可能性が高く、フリマサイトの一番安い輸送方法を使うと、一番遅く値上げに踏み切り、簡単には上がらないと思いました。それでもいずれ上がると思います。普通に輸送費契約したら、後々倍とかに簡単になる可能性があります。輸送費を切り離すことは、未来の利益確保のためにも極めて重要なのです。ここから絞る努力を最後にもう一度する必要があります。物価上昇で安易に値上げしないためです。他社の動きは気にせず出来る限り値上げしないことで企業信頼度が高まり、今後の会社のその他の商品の売り上げにプラスの影響を与えます。値上げしないで頑張ってます!って良い企業に見せつつ、裏でボロ儲けです。決算発表の財務表も決してネット販売を個別に表に出さないで、売り上げの一部として隠して下さい。株主には経常利益で十分なアピール出来ますし、配当金が上がったら文句言わないから、直販ボロ儲けです!って絶対に見せないこと。従って、申し訳ないですが最後のコストダウンをお願いします。もちろん製品はもうクオリティーを落としてはいけません。必ず削減しろとは言ってません。今努力すると、後々楽になるから。1個売れたら10000円を長く死守するためにどうしても必要なのです。よろしくお願い致します。」


開発部長「日本郵便の発送方法はどれのことですか?ホームページが分かりにくくて。」


さき「日本郵便のホームページ。画面に写せます?」


開発部長「繋ぎます。」


さき「あっ、それです。「ゆうパケットポスト」と言うやつです。」


開発部長「なるほど。これは専用箱ではないのですね。厚み方向はギリギリですね。かなりシビアだな。。とは言え、もし実現出来たら、この段階でこんなに利幅増やせるものはない。やってみるか。」



社長「他には?ないなら、さきさんは大丈夫?」


さき「私が思った以上に優秀だから、私の出番はなさそうです。私なりに気付いたら、営業部長に伝えます。あと少しです。皆様の努力が最大の成果になることを願っています。頑張りましょうね。」


社長「では営業部長とさきさん以外解散で。」



ひさお「どうされました?」


社長「アニメ1期は見終わったよ。すごいな。泣いたよ。一番嬉しかったのはな、子供が話しをしてくれたんだよ。アニメ見て泣きながら熱く語ったら、娘が話してくれたんだ。2期はまだ見てないらしいから今日から一緒に見るんだ。」と凄い勢いで泣いている。


さき「良かったね。社長。社長のそういうとこ、すごくかわいい。で、映画は娘さんと?」


社長「娘は友達と行くらしい。2期が有料配信だから、お父さん大活躍みたいでな。だから出来たら予定通り一緒に連れてって欲しいな。」


さき「来月の10日かな?9日か分からないですが、土曜日のスケジュール確保して下さい。」


社長「調整するから、部長に連絡しておきます。」


さき「はい。社長、プレゼント!」



社長「何?うわっ。推しキャラの掛け時計。すごい!」


さき「ちなみにゲームセンターで取っただけ。10000円でも買うでしょう?」


社長「これデザインいいな。買うよ。買う買う。払うわ。最高だな。。すごい!」


さき「だからプレゼントだって。。ためらいなくお金突っ込む気持ち分かりましたか?」


社長「すごいな。どこに飾ろうかな。」



さき「ダメね。全く話聞いてないわ。。」


 さきは、ひさおの腕につかまりひさおを引っ張る。


さき「社長。また今度ね。」


社長「こんないい物ありがとう。またね。」



ひさお「何て軽いんだ。。ああ、社長のあの姿は見たく無かった。あれ、いつ取ったんだ?」


さき「ひさおさんとゲームセンターの時のたこ焼き器のだよ。楽しかったな。また連れてってね。どうする一緒に帰る?」


ひさお「ああ、あの時の景品なのか。。課長が、風紀ってうるさいから先に帰ってて。」


さき「分かった。またね。」



 入口で総務部長がナンパしてる。


さき「ちょっと!いくら何でもセクハラでしょう?権力の使い方間違えてるよ。」とかなりご立腹。



受付嬢が「ち、違います。ごめんなさい。私が部長を好きで、私が告白してしました。部長は悪くないんです。私が。。」


さき「えーっ!そんなこと。。あるんだ。」



さきは部長の肩を叩き「おい。あなたを好きな女を泣かすなよ。女一人幸せに出来ないやつは部長維持出来ないぞ。」


部長「ですから今、全力で。。」



さき「お邪魔しました。」と帰宅した。




 やがてひさおも帰宅すると、ラブラブの週末が始まる。食事を終えるとひさおのベッドに一緒に座りテレビを見ていると、ひさおがさきのおっぱいを背中から掴み優しく揉んだ。


さきは驚き「ち、ちょっと。ひさお。」と。



ひさお「だって新人にサービスして、僕は無いの?」


さき「ああ。。仕方ない。特別よ。今日は好きにしていいわ。」


 ひさおはおっぱいを揉み、さきをその気にさせると「あっ。明日ラブラブしないといけないから今日は我慢だった。」とお風呂を入れに行った。



さき「もう。。私が我慢出来なくなっちゃったじゃない。。」


 さきもお風呂に入り期待しながら、ひさおのベッドで寝た。が、残念ながら一緒に寝ただけだった。


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