荘厳なる少女マグロ と 運動会
"青年" が、
にやけていた。
"青年の友達" を
見ていた。
その時、
場にいる
誰もが
"青年の友達" を
見ていた。
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試し…――
遊び。
分析無き……――
目撃。
原始人が………――
繰り返す事。
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その時、
"青年の友達" の方へ
場の
”需要と供給”
その
<中心点>が
移動していた。
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見られている
"青年の友達" は……
――酔った頭と共に…
決めた。
"青年の友達" は
<”感情メッセンジャー”を
持った
現地人>
と向かい合い……――
<ペア>
――となる。
二つのうちの
ひとつである
"青年の友達" は、
杯を掴んでいた指を
ひとつ
ひとつ
解放した。
そして………――
すべてが
自由になった時、
”感情メッセンジャー”
に
全体を
寄せ……――
触れた。
力の偏り…――
そして……――
起動。
"青年の友達" は
敵国人と
見つめあった。
チャネルが
開かれた。
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「オープン」
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ペアは
見る。
互いを
見る。
そして………――
<感情>を
見た。
その目で
見た。
驚き。
喜び。
安逸。
興奮。
戸惑い。
それら。
発汗や
パルス、
体温から
計算 [概算] された
”感情”……――
その
コングロマリットな
<状態>。
※感情には
”感情的要素”と
”感情
<状態>”
がある。
複数の
”感情的要素”
が組み合わさって、
或る者の
”感情
<状態>”
が出来上がっている。
”感情
<状態>”
は
#集合#
であり、
ひとつ
である。
数学的
<感情>。
持たない者には
見えないそれら。
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それらが
見える。
原始人が
表情や
目力で
読み解いたつもりになりながら
読み解く事の出来なかった…――
”感情”
――が
個人から
溢れて
見えた。
そこに
言葉は
無かった。
動きが
在った。
色が
在った。
古代の慣用句に
<十人十色>
と云うものが
在るが、
その人数の
五分の一の数で、
二乗以上の色が
そこに
在った。
そして
刻々と
変化を
続ける。
※カラーバリエーションの
組み合わせ可能性は
膨大ではあるが、
無限では
無い。
限界が
設定された
それら
<感情>。
「……spina」
「やぁん………」
スピンして変わり、
スピンして戻る。
「spinning……」
スピンして隣と合わさって、
スピンして分裂…――
「さようなら」。
飲まれ
飲み込み……――
隙間に電子。
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機械の助けを借りて、
人間は
互いを
見ていた。
見ていながら
見えなかった
相手。
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それだけでは
なかった。
その時
二人は
<寛容>を
見ていた。
互いに対する
<信頼>を
見ていた。
そして………――
<同じもの>を
共有していた。
初めての体験。
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