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【完結】暗がりの向こう側 ~怪物が蔓延っていた世界で、生き残るために戦います~  作者: よぎそーと
3章

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60 怪物に守られてる者達

「何がどうなってる?!」

 邪魔者達を統括してる者達は混乱に声を荒げた。

 彼が担当してる地域、とある地方の県。

 そこで組織の多くが潰滅していっている。

「どうしてこうなる!」

 怒声が止まらない。



 事の起こりは二ヶ月前ほどからだった。

 その頃から傘下の施設や集団が次々に潰滅していった。

 怪物を倒せる能力者もだ。

 それが担当地域全体に及んでいる。

 おかげで組織は潰滅状態になっている。



 幸いにも怪物の被害は出ていない。

 それらは何物かによる結界によって守られている。

 だが、それも大きな問題だ。

 怪物に襲われた被害者から金を巻き上げる事が出来ないからだ。



 そもそも、カズヤが邪魔者と呼んでるこの者達は、怪物でもうけてる。

 怪物に取り憑かれた者達を救済する事で利益を出している。

 その被害者が生まれなくなっている。



 それどころか、宗教施設に存在する怪物の巣。

 それらも破壊されている。

 そのせいで、怪物が生まれなくなっている。

 怪物が繁殖出来なくなっている。

 その事が一番の問題だった。



「このままでは……」

 怪物の繁殖が出来なくなる。

 それを県を統括する立場の男は憂えていた。

 金にならないからだけではない。

 怪物の繁殖が止まることそのものを彼は問題視していた。



 邪魔者達の中で、一定以上の立場にいる者などは知っている。

 自分達が怪物によって産み出された人間だという事を。

 繁殖用の牧場で作られたのだと。

 その事を彼らは問題だとは思ってなかった。

 むしろ、怪物によって生を受けることが出来たと考えてる。



 また、怪物によって様々な利益も得ている。

 金もそうだし、快楽も手に入れることが出来る。

 贅沢だって出来る。

 邪魔者達の上層部や、功績を挙げた者達にはこういった特典がある。



 邪魔者達にとって、怪物とは利益をもたらす存在だ。

 それを倒すなんて出来るわけがない。

 怪物退治に勤しんでいるが、それは末端をつかった八百長だ。

 怪物と戦う所を見せて、何も知らない連中に誤解させていく。

 その為だけに怪物退治をしている。



 もっとも、怪物の姿を見ることが出来る者は少ない。

 取り憑かれて初めて異常を感じるくらいだ。

 だが、医者でも治せない症状を解決する者がいる。

 そういった者達によって、宗教団体の評判を上げていく。



 怪物からすれば、末端の存在を潰すだけである。

 全体に影響があるわけではない。

 それで餌である人間を確保出来るのだ。

 何匹かを犠牲にしたところで、全く問題は無い。



 そんな怪物の庇護下で、邪魔者達は栄耀栄華を堪能していく。

 持ちつ持たれつの互助関係だ。

 そんな邪魔者達にとって、怪物を潰して回る者達なぞ敵でしかない。



 そんな怪物を潰している連中によって組織が潰されてる。

 統括する立場の男にもそれくらいは想像がつく。

 だが、それを止められないのが問題だ。

 普段なら、マスコミに警察、政治家などを使って処分するのだが。

 それが出来ないでいる。

 理由は一つ。

 相手の姿をとらえることが出来てないからだ。

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