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子供?

 一時間という長くも短い治療をし時間的余裕は有ったものの、精神的疲労が大きく続ける事が出来ず、各魔石を使い切った所で今日は終わりにした。

 この後、アールヴとゆっくり食事でもと思い誘ってみたものの断られてしまった。

 少しの間「お店には来ないで」と言っていた事と関係が有るのかもしれないし、ただ単純にお店に行けない俺は客でもなければ付き合う必要も無いと思っているのかもしれない。


 アールヴの真意は分らないが、俺としても昨日食事処の店主に言われた「女連れの……」と、また他の客に睨まれ店主に心配掛けるのも如何かと思い、アールヴが必要としないならそれで良かったのかもしれない。


 その日からアールヴは俺の家に通うものの、一緒に街中を歩いたり食事を摂る事は無くなり、噂も消える筈だった……が、今度は俺の近所で何やら囁かれているらしい。まったく平和な世の中だとつくづく思う。人の噂意外にやる事も事件も何も無いのか……と。


 アールヴの体の治療も順調に進み、背中の治療は三日を要したが二の腕や太腿は左右を一日づつで治療を終えた。

 そして二の腕を診察した時にジックリと確認したが、アールヴの脇の下は綺麗過ぎるほどに綺麗で、つい顔を近付け過ぎてアールヴに頭を挟み込まれてしまった。

 そして太腿の診察は深い部分まで念入りに診て、真っ白な下着の臭いまで嗅いでしまったが、流石に太腿で頭を挟んではもらえなかった、何故だ? ……代わり頭を軽く叩かれたのは自業自得か?


 そして残す部位は……。


「アールヴさん、その……胸と御尻の何方から診てほしい?」

「その何方でもないのよね」

 俺は嬉しさと緊張のあまり、声は上擦り口調まで変に成っていたが、アールヴの返しに時が止まった様に固まり、思考が停止して放心状態となる。

 頭が再び動き出すまでに数秒の間が有っただろうか、でも良く考えてみたら「何方でもない」とは「何方でもある」と言う事なんではないだろうか?

 何方か片方ではなく、今日は両方、そう胸と御尻の両方の治療をしてほしいと言う事ではないだろうか?


「そ、そうか? では胸と御尻の両方を診よう」

「いえ、胸や御尻に病気は無いの、もう全ての病巣が無くなったのよね」

 本当にそうだろうか? 表面上綺麗に見えるだけで小さな物が残っていたり、少し奥に転移などしていたりの可能性が有るかも知れない。

 特に胸の先端は、摘んでコリコリしたり舐めてみないと分らないだろうに。


 だが、胸にしろ御尻にしろ脂肪や筋肉が厚いから、背中ほどの危険は無いだろう。

 仮に病気が残っていたとしても、しこり等の自覚症状が現れてから相談を受けても間に合うだろうし、もしかしたら俺の治療法方を見たアールヴなら自力で治せる可能性すらあるのだ、これ以上の心配は不要か?


「では今日は挨拶に?」

「今日は……その……報酬を払いに来たのょね」

 今日は何と言う日だ、アールヴから予想外の言葉が飛び出してきた。

 だが何に対しての報酬を言ってるのやら? そもそも手ぶらにしか見えないが、金貨でも持って来ているのだろうか?


「何に対しての報酬だ?」

「ダンジョンでの事なのよね」

 なるほど……。


「あぁ体で払うって事か?」

「それが望みなのよね?」


「ああ、そうだが、もう十分な報酬を頂いた」

「わたしはまだ……何も?」


「言ったはずだ、『アールヴの体を好きにさせてほしい』と、そしてここ数日間、俺はアールヴの体を好きに触らせてもらったからな」

「それは診察と治療なのょね?」


「それに治療を始める前に、それが『ダンジョン攻略の報酬だ』と言った筈だ」

「本当に……それで良いの? 後から変な要求とか?」

 アールヴの言う「変な要求」が何なのか分らないが、奴隷にされるとでも思っているのだろうか?


「そもそも、アールヴはまだ子供だろう?」

「…………」

 俺の質問にアールヴは目を泳がせ僅かに口を開くも言葉は出て来ない、答えのない事が答えだと悟ってしまった、はぁやっぱりか。


 アールヴが俺の血を見た時の反応が気に成って、「少女の体」と言う本で調べ、当然の如く診察ついでに本人の体も確かめた。


 アールヴの二の腕を診察した時にジックリと確認したが、アールヴの脇の下は綺麗過ぎるほどに綺麗で、脇の下までツルツル(無毛)の滑々だった。

 そして太腿の診察の時には真っ白(染み一つ無い)な下着の臭いまで嗅いだが、血の臭いはしていなかった。

 それ以外にも声の質や目鼻の距離に肌の質等、明確な差では無いものの、全てを総合的に判断すれば……っと言った所だ。

 それ故、ある程度の確証は抱いていたからガッカリはしてない……が、もしアールヴが大人だったらと思わ無くも無くは無い。


 夜のお店ではお酒を飲んでいる訳だから年齢的には大人なのかも知れないが、アールヴは長生きと言われるエルフ族だ、生きた年齢だけで判断は出来ない。いや容姿も一見して大人なのだがな。

「ノーバンさん、ありがとうなのよね」

「ああ」


 アールヴにお礼を言われたが、話が終わった訳ではなかった。

五十万文字達成記念!

ですが急遽、今日より緊急事態宣言で何も出来ません、(><)

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