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じゃじゃ馬なんだよ

「やっぱり気持ちいね、トーマ。」


「そうだな。」


中庭の秘密の場所で昼寝をする二人。


「ね、ねぇトーマ。前にトーマが“キスをするなら本当に好きな人としろ”って言ったよね?」


「言ったが?」


「トーマはもう、したことあるの?その、えっと…。好きな人と。」


「残念な事に、俺は無理矢理されてるんだよ。」


「ナナって人に?」


「そ。」


ちょっと気まずそうにする燈馬。


「ナナって人は嫌いなの?」


「嫌いって訳じゃない。幼馴染だし、結構美人な部類には入るだろうしな。“好きだ”って何回も言われてるが、どうも俺には手を負えないじゃじゃ馬なんだよ。」


あぁ、恐ろし…。と言って、燈馬は寝息を立て始めた。だが、それは演技である事が丸見えである。


「トーマ、起きてよ~。」


普段は眠たがりのミリィだが、自分が寝る前に寝られるのは嫌なのだろう。

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