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ヤダヤダヤダ!
翌朝、燈馬が朝食を作りにキッチンへと降りていく。しかし、何故か邪悪なオーラを漂わせていたのだった。警戒しながらキッチンに入る燈馬。次の瞬間、魔力弾が大量に降り注いできた。
「くっ!」
時には腕で弾き、時にはナイフで魔力弾を切り裂く。
「こら、何やってるんだよリーナ!」
「ふんだふんだふ~んだ!」
いかにも怒っていますと言うオーラを発散させながら、リーナが己の二挺拳銃で魔力弾を放ってくる。
「こら。落ち着け!」
「ヤダヤダヤダ!」
更に激しさを増すリーナの攻撃。
「ふぁぁぁ…。おはよ~。」
「ミリィ、危ないから下がってろ。」