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よろしくね
「取り合えず、寮まで送る。」
「いいの?彼女さんがまだ戦ってるみたいだけど…」
その時、後ろから爆音と傭兵のものらしき悲鳴が響いたのだが、燈馬は全く気にしていないようだった。
「大丈夫だろ。因みに、あいつは彼女じゃない。心配するなら、リーナよりお前にちょっかい出してた傭兵を気遣え。」
「面白い人だね。」
いきなりタメ口だなぁ、とは思いながらも、燈馬はナナリーを寮まで送り届けた。
「送ってもらって悪いね。じゃ、学園で会う様な事があったら、よろしくね。」
「あぁ、会えばな。何をよろしくすれば良いのかも分からないが。」
そんな会話を最後に二人は別れた。自分も部屋へと向かう燈馬。ドアに手をかざすと、魔力を読み取ったそれが部屋の住人と認識し、燈馬の入室を承認した。
「トーマ、おかえり。」
「ただいま。ミリィ。」
「あれ?リーナはどこ?」
「大丈夫だ。ちょっと頭がおかしくなって、そこら辺飛び回ってる。」
「そっか。心配ないね。トーマぁ、眠いよぉ。」
「悪い悪い。んじゃ、俺も疲れたし寝るか。」
「うん。」
それにしても、ナナリーは…と考えてしまう燈馬だった。




