ナナでもいいよ
ユニークアクセス10000人、PVアクセス10万超えました。投稿期間が26~27日でこんなに…。本命小説より人気あるって…(ちょっと泣)
「助けてくれてありがとう。」
あの現場から逃げた二人。後ろからはいまだに、リーナの攻撃による爆音、戦闘狂の笑い声が聞こえていた。
「偶然だ、偶然。」
「私、ナナリー・ピュアレンスって言います。よろしく。」
一瞬、相当ギクッとした表情になった燈馬だが、平静を装った。
「トウマ・ミヤシロだ。みんなはトーマって呼んでる。」
「トーマね。もしかして兵士育成学園に通ってる人?」
「そうだが?何で知ってる?」
「有名じゃない。だって、この前ランダーの生徒を一発で倒した上に、あの武器を扱える人が現れたんだから。」
「あぁ、あいつね。お前もあの学園の生徒か?」
「うん。アビリシャンクラス。」
アビリシャンクラスと言えば、他のクラスに無い技能を持つ魔法使いがいるクラスだ。
「お前の能力でなんとかならなかったのか?ピュアレンス。」
「ナナリーって呼んで。ナナでもいいよ。因みに私の能力は近接戦闘では全く役に立たないんだ。」
「ナナリーって呼ぶ。」
ナナと言う名前は二人も要らない、と感じる燈馬だった。
本命小説のほうも呼んでください。