表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
19/106

はいぃ?

「はりゃぁぁぁっ!」

 

 カーラが薙刀を振り回して相手の攻撃を防ぐ。しかし、相手の攻撃もやむことを知らず、一進一退の攻防が続いていた。


「きりがないわね。」


右手で薙刀を振り回しながら、カーラが左手を掲げる。すると、カーラの眼前にマス目が展開した。攻撃を避けながらも、マス目の一つを見つめている。


「転移」


そうカーラが呟いた瞬間、カーラの姿が突如として消えたのだ。しかし、次の瞬間には相手の背中側に立っている。まるで瞬間移動だ。背中合わせのまま、薙刀の柄で相手に一撃を入れる。基本的に魔法の威力で攻撃と防御をするこの相手は、至近距離での攻撃には慣れていない。まともに当たってしまう。勿論の事、攻撃も止んでしまった。


「最後ね。」


薙刀を発光させ、カーラが突っ込む。すかさず防御を張ろうとするが、再び転移してしまった。


「終りね。」


相手の首筋に薙刀を当てるカーラが立っていた。


「勝者、カーラ・シエン!」



「おぉ~。委員長勝ったじゃん。」


「まぁね。カーラはあの転移魔法が使えるから、この学園にスカウトされたんだよ。」


「あれくらい当然よ。」


「すごいな、カーラ。」


「え、あ、ちょっと…」


顔を真っ赤にしてうつむくカーラであった。


「さて、俺もやってみるか…。」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ